【ぬらりひょんの孫】最強の妖怪は何でもありな姉！？

episode　１ ページ3

一月二十四日

浮世絵町のある邸の一角で小さく産声が上がった。

「っ！生まれました！」
「おうっ！よくがんばったなぁ，若菜・・・・」
「元気に生まれてきて良かった・・・・」
「あぁ・・そうだな！」

今日，産声が上がったのは関東任侠妖怪総元締の極道一家。つまり奴良家である。
初代総大将ぬらりひょんが創立(？ｗ)した奴良組。

二分の一妖怪の血をひく，奴良組二代目総大将 奴良鯉伴と生粋の人間 奴良若菜
この二人の間に生まれたのは艶のある黒髪に金のメッシュが二カ所入っている髪を持った女の子だった。

「あ・・・あうー」
「おう！なんだいAっ」
「コラ鯉伴。わしにも抱かせんかい」
「あらあら鯉伴さん・・・Aがちょっと苦しそうよ？」
「・・・ぅ・・・・」
「お・・わりぃなA！」

家族特有のほのぼのな様子をうずうずしながら見ていた妖怪達は赤子の姿と総大将達の姿を見ながら思い思いの事を語り合っていた。※まだAの性別を知りません

「二代目もとうとう父親だなぁ・・・。なぁ黒田坊」
「そうだな首無・・・」

「キャッ！かっわいいですね！ねーっ毛倡妓」
「えぇ！もぅ・・・天使だわ・・・・早く抱きたいわ！ねっ雪女ぁ」←ｗｗｗ

「「「「「「「「かわいいよねぇっ/なぁっ」」」」」」」」

「おいっ！うるせぇぞてめぇらぁっ，Aが驚くだろうがっ」
「ｷｬｯｷｬｯ」

Aを別室へと連れて行き，綺麗に血を洗ってぎこちない手つきでそっとAを横たわらせた鯉伴は我が娘をじっと見つめ，顔を綻ばせた。
寝入ってしまったAから静かに離れ，部屋を出・・・，障子を閉めると・・・

バタバタバタ ドタドタドタっ

「「「「「「二代目ぇぇぇぇぇっ！！！！」」」」」」
「うっるせぇぇぇぇぇっ！今寝たばっかなんだぞっっっ」
「「「「「「す・・・・すみません」」」」」」
「二代目。赤子の性はどちらなのですか。いたずらに隠さないでください。」
「なんでぃ首無ぃ」

そう。実は今生まれた赤子の性が女だと知っているのは若菜，鯉伴，ぬらりひょんのみなのだ。

「そりゃ，秘密ってもんだ。」

鯉伴は部下達をからかいながら，さりげな〜くごまかしている。


ただ遊んでいるだけなのだ。←ｗｗ


ーーー
はーい。主人公生誕おめっとー(棒)
鯉伴・・・・。むすめつかって部下で遊ぶなよｗおまけに性別を公開しないとか・・・・ありえへんわｗ
なんかさっすがぁ〜って感じ。
がんばりまーすよ更新〜。

by魔耶

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