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左馬刻「…… 寧ろ、俺の嫁になって毎日作ってくれよ。」






後ろから、俺の身体を愛おしそうに抱き締めてくる。



一郎「あ、おい!なら俺と結婚して下さい!」


左馬刻「うるせぇぞダボ!コイツは最初から俺のもんなんだよ!」





いやぁそれはないと思うけどなぁ。



それに、俺のストライクゾーンからかけ離れてるしな。






うーん、今まで出会った人の中だと、のんちゃんかな。




苦労してそうだから、家で飯作って待ってたくなるよな。






A「そう言えば、どうして一くんはここに来たんだっけ?



俺を追いかけていても、この家に押掛けることはしなかったからびっくりしたよ。」


一郎「…… あ、それは。仲間達が、コイツがイケブクロに来てるって言ってて、



目撃情報を集めたらここに居るって。だから、」




居てもたってもいられず、ってやつだな。




ふむふむ、仕方ないよね。わざわざイケブクロにハマのリーダーが来てたら一くんが動くよね。





A「 …… で?お前らいつ帰るの?」



俺の一言に、二人共物凄い不満そうな顔をする。





左馬刻「…… ここで帰ったら、次にいつてめーに会えるか分かんねぇだろうが。



俺は、帰りたくねェ。」



一郎「俺は、帰りたくないですけど、そろそろ弟達が心配するんで。




急に来て、すみませんでした。お邪魔しました。」





そう言って、一くんは玄関に向かっていく。


その背中は、とても小さく、寂しく見えた。






ドアを開け、そのまま帰ってしまった。













全く、甘えるのが下手な、可愛い【後輩】だな。




俺は、はー様をリビングにおいて、一くんを追いかけるように外へ出た。
















A「一くん!」





俺が一言名前を呼べば、彼は思い切りこちらに振り向く。



一郎「…… Aさん、?俺、忘れ物でもしました?」



A「うん、してる。こっち来い。」





素直に俺に近づいてくる彼の身体を、優しく抱き締める。




彼は、身体を少し強ばらせ、驚いているようだった。




A「俺の事は、二人きり以外の時は呉羽だからな。


次、気安く本名呼んだら怒るから。





あと、甘えたい時はちゃんと言えバカ。」



そう言って、頬に優しくキスをした。

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アルビリオン - 妹に怒鳴りたい姉さん» お気になさらず^^御姉妹で読んでいただき感激です。もし宜しければ妹様と愛読して頂ければ幸いです。 (2018年12月15日 23時) (レス) id: af242a96d1 (このIDを非表示/違反報告)
妹に怒鳴りたい姉 - すみません!妹が私のスマホでコメントしてしまったので先にまず謝ります!妹はヒプマイのことを全然知らないのに知った気になってるにわかなんです。作者様本当に申し訳ございません。読者様も申し訳ございませんでした。 (2018年12月15日 21時) (レス) id: b33addfcfc (このIDを非表示/違反報告)
好きだからこそ厳しく - ひふみんは独歩さんのことを君付けで呼んでないです。ひふみんは独歩!って呼んでます。読者も何故に気づかない、、、 (2018年12月15日 21時) (レス) id: b33addfcfc (このIDを非表示/違反報告)
apipe - めっちゃいいとこで終わった(´・ω・`)続き待ってます! (2018年11月28日 15時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アルビリオン | 作成日時:2018年11月20日 2時

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