横浜の超絶美少女 実は超強かった

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「左馬刻の女ァっ！？」

山田一郎クンびっくりし過ぎじゃない？

さっきから左馬刻とめっちゃ密着してるし分かるデショ？

「あ、俺はBuster Brosリーダー山田一郎です」

「二番手山田二郎…です」

「Buster Bros三番手山田三郎です」

あ、名前が素朴…

凄い見た目が名前凄そうだからさ、意外にも素朴でビックり

「おい、糞ガキ共。俺の女に手ェ出すんじゃねェぞ」

「さァ、分かんねぇぞ？」

「てめぇっ！一郎、おめぇ巫山戯んなよっ！！」

「巫山戯てなんか居ねぇさ」

安心しろよ左馬刻クン

私がお前以外に惚れる訳無いじゃないかー

(なんでシブヤじゃないんだ)

誰かなんか言った…？

まァ良いか…良くねぇけどきっと空耳デショ

「Aーー！そろそろモデル披露なんだっ！行くよっ！！」

『あ〜うん！』

あの場にあいつらを置いていくのが心配何だが…

左馬刻と一郎がどんパチ初めて

二郎と三郎がそれに乗っかって

幻太郎と帝統がそれをガン無視して

銃兎と理鶯は諦めて。

未来が見える…こんな未来、僕は嫌だっ！

じゃなくて！

今はモデル披露に集中しなければなるまい

ステージ裏、乱数がスタッフと話していて暇すぎた為昔少し習っていたダンスを踊った

日本舞踊とかも習ってたんだよ！huhuhu

適当なリズムを刻み身体をしならせ腕と脚を交差させる

「A、踊りじょーずだねっ！」

『乱数！見てたの！？』

恥ずかしいのでそんなにガン見して褒め称えないで下さい…

「あっ！ステージで踊ってよっ！」

『え…ヤダヨ』

「踊ってくれたらステージで話さなくても良いよー！」

それはコミュ障美少女には有難い

『…やるよ』

「ありがとっ！！」

適当に踊れば良いんデショ、多分出来る

私なら、だって菅原Aだからネ！

「ゴラァ！さっさと出て来いや！」

「左馬刻！人に当たるなよっ！だから尊敬に値しねぇんだっ！」

「あぁん？何調子こいてんだよ」

「いち兄を侮辱するな！」

「兄ちゃんの方がよっぽど大人じゃねぇか！」

あー、痺れ切らして来たな…

そっと外を除くと私の予想通り過ぎて吹いた

「やーやーオネーサン達っ！」

『キャーー！乱数ちゃーーん』

「わー」とか「キャー」とか黄色い歓声

私も言われ慣れたけどけっこ、うるせ

「今日は僕がプロデュースしたモデルさんがステージ上で踊ってくれるよっ！」

流れ出したリズムに乗せ

ステージ上に歩み出る

聞き慣れた歓声の中

愛おしそうに私を見つめる左馬刻に微笑み掛けた

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