横浜の超絶美少女 実は超強かった

【28】 ページ29

更に可愛くなった私に驚いて何人かの男が倒れるが気にせず左馬刻に近寄った

『私可愛すぎてびっくり』

自慢気に笑う私の頭を、大きな左馬刻の手が撫でた

あぁ、もう

『好きー』

「俺もだよ」

私、幸せ者だな

なんて気分に浸って居ると、左馬刻の背後から異常な殺気を感じ左馬刻を引き寄せる

「チッ…左馬刻」

「よォ、糞偽善者の山田一郎クン」

うっお…

左馬刻から聞いた説明だと、バスタブブロ(((

Buster Brosはイケブクロdivision代表らしい

銃兎から聞いた話だと、左馬刻とBuster Brosリーダー山田一郎は仲が悪いらしい

ここでご対面ですか…巫山戯んな

左馬刻直ぐどんパチ始めるんだからさ

「飴村乱数…左馬刻と山田一郎を引き合わせたな」

「あはっ！バレちゃったかー、流石は警官っだねっ！僕が二人を引き合わせようと思ったんだっ」

「乱数…貴方どう言うつもりですか？」

「面白そうだからだよっ」

腹黒…うん腹黒い(꒪⌓꒪)

あんの可愛い乱数の裏は極悪人でしたって話ですか、ですよね

久し振りに可愛い子見つけたのに神様酷くないですか？ねェ乱数がこんなに腹黒いなんて

「あ"ぁ"？左馬刻“様”だろォがっ！」

「俺は敬意を持つ奴にしか敬語を使わねぇよ左馬刻！！」

「俺には敬意を払えないってかァ？あぁん？」

「当たり前だろ！てめぇは尊敬にも値しねぇよ！」

「てめぇ…死にてぇのか？」

「はっ、殺れるもんなら殺ってみろよ」

周りの客達がザワザワとうるさく騒ぎ立てる

「あれ、碧棺左馬刻じゃん！」

「山田一郎も居るんだけど！やば！」

私より注目浴びてんじゃねぇ…


『……うるせぇよ』


………………

その場の空気が一瞬で冷たくなったのを感じた

やっべ、やらかした

「A…お前やるな」

「流石は俺の女だ」

「左馬刻、小官は今日それを聞いたのがもう十回を越えて居るぞ」

理鶯に同意しかないよ！

山田一郎の後ろに控える二人が静かに前に出た

「えっと、兄ちゃん…控えて…」

「いち兄、碧棺左馬刻なんかに構わず楽しみましょう」

「チッ…糞ガキ共、一郎に似やがって」

糞ガキなのかどうかは知らんが超イケメン三兄弟だなオイ

それぞれオッドアイズとホクロが神過ぎる

羨ましいわぁ

「いち兄、そこのび、美少女…はどなたですか？」

「俺も気になってた！」

美少女だってさ！

ドヤ顔で左馬刻の顔を見る

イケメン三兄弟に近付いて

『碧棺左馬刻の女の菅原Aです、よろしく』

と美しい笑みを浮かべた

【29】→←【27】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す