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41話 ページ42

佳主馬「何が?」

紗奈「え、声に出て」

佳主馬「とりあえずタオル」

紗奈「あ、うん」

私の持っていたタオルを渡す

紗奈「そういえばみんなで何してるの」

佳主馬「教えるから紗奈も手伝って」

嬉しい

佳主馬「わっ」

頼ってくれたことが嬉しくて思わず抱きつく

紗奈「もちろん」

佳主馬「紗奈にはこれをしてほしい」

計画の内容は私が加わる前提のものだった

紗奈「私が加わらないって言ったらどうするつもりだったの」

佳主馬は「は?」と声に出そうなくらい目を丸くした顔でこちらを見る

佳主馬「紗奈が逃げないことくらい分かってるつもりなんだけど」

今度は私が目を丸くする番だ

紗奈「確かに佳主馬以上に私を分かってる人いないかも」

胸の辺りが暖かい

佳主馬「ちょっと、にやにやしすぎ」

紗奈「佳主馬のせいだよ」

あんなこと言われていた顔が緩まない訳がない

佳主馬「は、」

今度はわけがわからない顔をする

紗奈「ああいう事言われていた嬉しくないわけないでしょ」

佳主馬「あっそ」

少し照れたように顔を逸らす

佳主馬「あと、決戦の時は隣にいなよ
紗奈が居ないと落ち着かない」

まただ

佳主馬はいつだって私の欲しい言葉をくれる

紗奈「うん。私も隣に佳主馬がいてくれないと落ち着かない」

私はパソコンを取りに行ってくると言って

真っ赤になった顔を隠すようにその場を去る

一方

健二「佳主馬くん顔真っ赤だけど大丈夫?」

紗奈が去ってから
もう一度様子を見に来た健二

佳主馬「なんでもない」

腕で真っ赤な顔を隠すようにして否定する

健二は何も分からず首を傾げる

佳主馬「そういえば、紗奈にも計画の内容を伝えた」

健二「参加してくれるって?」

佳主馬「うん」

健二「佳主馬くんが言ってた通りだね」

顔の赤らみが治まっていたが

健二の一言で先程の会話を思い出してしまった佳主馬

また顔を真っ赤にしてしまう

健二「なるほど」

健二もようやくわかったようで

思わず笑みがでる

健二「頑張ろうね佳主馬くん」

佳主馬「当たり前でしょ」

疎い健二でも今のは照れ隠しと分かって

微笑まずにはいられない

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リナ(プロフ) - 猫大好きさん» ありがとうございます!また近々更新しようと思っています。準備中ですのでしばしお待ちください (2020年6月10日 12時) (レス) id: bcf3ef0a38 (このIDを非表示/違反報告)
猫大好き(プロフ) - 更新停止状態ですが更新はされないのでしょうか……?作品が面白いので続きがぜひ気になります……更新待ってます!! (2020年6月2日 18時) (レス) id: 9c699bdb39 (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - ひままさん» ありがとうございます!読んで頂いてとても嬉しいです!!唯月なりに更新を頑張っていくのでよろしくお願いします (2019年7月31日 12時) (レス) id: bcf3ef0a38 (このIDを非表示/違反報告)
ひまま - 読んでたらどんどんhit数上がってってすごいなって思いました!更新頑張ってください! (2019年7月27日 7時) (レス) id: 5369dd3e32 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りーにょ唯月 | 作成日時:2019年7月13日 18時

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