Scarlet Destiny～アズカバンの囚人～Ⅱ【ハリーポッター】 (ページ22)

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マクゴナガル先生はくるりと踵を返し、ファイヤボルトを2本持って談話室から出て行った

ロ｢いったいなんの恨みでマクゴナガルに言いつけたんだ？｣

私とハリーは高級仕上げ磨き粉を持ったまま先生のあとを見送ったまま突っ立っていた。ロンはハーマイオニーに食ってかかった

ハー｢私もマクゴナガル先生と同じ意見だったから言ったのよ！その箒は＿＿＿シリウス・ブラックからハリーとAに送られたものだわ！｣

私は腹を立てたがハーマイオニーは善意でやった事だと分かるとその気持ちは消えた。世界一の箒の持ち主になれたけどすぐお別れしちゃったのは残念だったけど

あっという間にクリスマスは終わり、学校が始まる週になった。私は新学期から寝坊して起きたのは昼食になる1時間前だった

『あー…やらかした。まっ、いっか』

歯を磨き、顔を洗い、Yシャツに腕を通し、髪をとかして、スカートをはき、少しだけメイクをして、その他諸々の支度をして授業へ行かず、キッチンへ顔を出し、少し食べ物を貰って外へ出た

『ううっ、流石に寒いなぁ…』

そう呟きながら紅茶セットと食べ物を入れたカバンを持ちながら、湖の近くに腰を下ろし、レジャーシートを敷き、私はその上に座り込み、紅茶セットを出して、テキパキと紅茶を入れた

『ふぅ…あったまる…』

カップを両手で持ち、湖を見ていると茂みからクラウンとノヴァがやってきた

『あっ、おはよ、クラウン、ノヴァ。お散歩してたの？』

そう言うと2匹は私の隣に座った。私はカバンの中からサンドイッチを出してハムを2匹にあげ、口を開け、食べようとすると茂みがガサッと動き、黒い大きな犬が出てきた

『…え？死神犬(グリム)…？』

その犬は私をジッと見つめていた。するとクラウンとノヴァが黒い犬に近づき、嬉しそうに｢ワン！ワン！｣と吠えた

『ちょっと！クラウン、ノヴァ！お友達なの…？』

クラウンとノヴァがこんなに楽しそうにしていると言うことは…死神犬(グリム)では無いだろうと思い、私はサンドイッチをお皿に置き、黒い犬に近づいた

『初めまして、私がクラウンとノヴァのママのA・スカーレットよ。いつもこの子達と仲良くしてくれてありがとうね』

その犬にニッコリと笑いかけながら言い、撫でると気持ちよさそうに手に擦り寄ってきた