4 入学式前日 ページ4
シ「ふぁ〜〜。」
目が覚めて、体を起こすと神はいなかった。
私は部屋の扉を開けて、廊下に出る。
シ「すげぇ。綺麗な家・・・。しかも広い。」
二階を一通り見てから、階段を降りる。と、いいにおいがした。
シ「もしかして。」
私は少し期待しながら、リビングのドアを開けた。
そこには、エプロンをつけてご飯を作っている神の姿があった。
神「おっ!目が覚めたか。おはよう^^」
シ「・・・おはよう^^」
こういうのが、家族なんだろうな・・・。
神の料理はおいしかった。今まで食べたことがないくらい、おいしかった。
シ「ねぇ、神って呼ぶのへんだから、名前決めてもいい?」
神「いいぜ。いい名前にしろよ?」
何にしよう・・・。ん〜〜。
シ「あ、貴也はどう?」
神「お、いいじゃん。それじゃ、俺は貴也だな。」
シ「・・・あのさ。」
貴「ん?」
シ「・・・時々、父さんって呼んでもいい?///」
貴「!いいぜ^^」
嬉しい。・・・これまでのことで察した人もいるかもしれないね。
そう、私は親がいない。前の世界では、私が生まれて4ヶ月経ったある日に、交通事故で死んだ。だから、親がいる家族・家庭に憧れていた。
それが今、叶っている。夢みたい・・・
貴「あ、制服なんだけど、スカート嫌いだろ?」
シ「うん。ほとんど履いたことないよ。」
貴「だから、制服ズボンにしておいた。」
シ「!サンキュ。」
貴「・・・お前、自分の顔見た?」
シ「あ、まだだ。」
そういうと、貴也は鏡を渡してくれた。・・・
シ「誰このイケメン少年・・・。」
貴「お前だ。でも、中性的な顔にしてんだぜ?」
シ「あー。」
貴「髪色も、お前の好きなオレンジの近い色で組み立てたんだ。」
シ「・・・ありがとう。」
貴「どういたしまして。」
すごい、これが私か・・・。
シ「あ、曇りレンズの眼鏡ない?」
貴「なんで?」
シ「視力良すぎて、見えすぎるから。疲れるんだよ。」
貴「わかった。明日の朝には、準備しとく。あ、あと明日が入学式だから★」
シ「はぁ!?」
貴「ゴメン、ゴメン。」
シ「はぁ・・・。」
マジデスカ・・・
ラッキーアイテム
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ラッキーカラー
あずきいろ
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おみくじ結果は「末凶」でした!
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メテオドライブ - 名前変換したいなぁ~( ´△`) (2015年2月6日 2時) (レス) id: 01f902c43b (このIDを非表示/違反報告)
亜耶(プロフ) - この作品って、名前変えられないやつですか? (2014年10月12日 18時) (レス) id: 32e11912e9 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - クロコッチさん» ありがとうございます! もちろん、大歓迎でっす!! (2013年10月3日 20時) (レス) id: ee65fa9ce0 (このIDを非表示/違反報告)
クロコッチ - 本当に面白いです私もお友達になってもいいですか (2013年10月2日 20時) (レス) id: 869846fa76 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - 蒼さん» いいですよー^^大歓迎です!! (2012年10月22日 19時) (レス) id: 552eb9e233 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひよこ | 作成日時:2012年8月30日 21時