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試合は再びスタートした
変わったところはない。
でも,速いパス回しにも乱れず
何かに合わせているように見えた。
気づくと火神がゾーンに入っていた
洛山も想定内だったようだが
火神の動きに合わせて日向さんが洛山のシュートを止めた。
火神に…合わせる
貴『!』
火「俺だけで戦うんじゃない…皆と戦うんだ!!」
本当のゾーン
チームメイトとの一瞬のアイコンタクトで
動きをシンクロさせて
ゾーンのスピードに合わせた超高速連携
ゾーンの本当の姿。
バスケに関わっているから
噂は1度くらいは聞いたことがあった。
それを見るのは初めてだった。
会場の熱気は高まって観客の声はどんどん上がっていく
高「すげぇ鍔競り合いだ…息付く暇もねぇな」
緑「だが押しているのは誠凛だ
赤司がエンペラーアイでサポートしているが
それでも誠凛の連携速度が僅かに上回っている」
貴『…』
言葉が出ないほど凄かった
でも
赤司がゴールを決めて7点差
残り40秒
30秒
20秒
10秒
残り時間が迫っていく中で
唯一冷静に状況を判断し
仲間の状態を把握し
パスコースに検討をつけた伊月さんが
ボールをスティールし
日向さんにボールを繋げた
貴『!』
実「(このパスは…!)」
森「(偶然?)」
緑「(しかし赤司が操るパスと同等)」
桜「(決まる)」
氷「(間違いなく)」
実渕さんもそれを悟ったのか迷うことなく止めに入った
でも日向さんは
ファールを貰いながらスリーを決めた。
貴『(あれは…地のシュート)』
誠凛に4点プレーが与えられた。
ワンショット目
会場は静寂に包まれる中
ボールは放たれリング当たり弾かれた
日「リバウンド!!!」
ボールは木吉さんが取り
黒子の元へと渡った
誠凛「「「行けえええ!!!」」」
赤「終わりだ黒子ぉ!!!」
黒「いいえ…まだです
.
僕は影だ
.
黒子の手から放たれたボールは
火神の元へと渡り
アリウープで火神が決めた。
ピーーーーーーー
審「タイムアップ!
誠凛高校ウィンターカップ優勝!!!」
決まったと同時に
試合終了を告げる笛
心の底から拍手を送った。
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作者名:るる | 作成日時:2020年8月11日 17時