検索窓
今日:13 hit、昨日:24 hit、合計:130,371 hit

16 - 8 ページ41

緑「(これは賭けだ…

自分を信じる以上に…チームメイトを信じる必要がある

俺が人事を尽くすだけでは足りない…だが不安はない

このチームに人事を尽くしていないものなどいない!)」


バイオレーションまで残り数秒だった

ボールを持たずにシュートモーションに入った真ちゃん。

洛山も,コート脇で見ている誠凛と海常も驚いているようだった。

それと同時にゴール下に入る大坪先輩と木村先輩。



赤「(何をやっている…まさか…!)」


ボールを持たずに跳んだ真ちゃんの手に

寸分の狂いもなくボールを運んだ高尾。




手が震えた。



思わず涙が溢れた。




貴『…綺麗』




高く弧を描くボールを見上げ,心からそう思った。

自然と口から出た音だった。




木.宮「「よぉーーし!!/しゃあーー!!」」



その後も真ちゃんのスリーは決まり続け,

気づけば点差は11点。


拳を合わせる2人が、火神と黒子と重なった。


リスタートした試合

赤司がボールを持っている中,真ちゃんがアンクルブレイクで抜かれた。



けど




赤「!」




ゴールへと立ち上がり,赤司のもとへと向かった。


思わず私も立ち上がってしまった。


一瞬で切り替えた赤司のパスを大坪先輩が止め,

4本連続で真ちゃんのスリーが決まった。




残り8点差





中「まだだ!あたれええええ!!」




監督の声とともにディフェンスにもより一層力が入る。



赤「はぁ…」




赤司の小さく息を吐く音が聞こえたかと思うと



貴『え…』


高「(何やってんだお前…そっちは自分のゴール)」


緑「!」


赤「…」



会場中が沈黙で包まれた。



赤「僕がいつ気を抜いていいと言った?

試合はまだ終わっていない」



他の選手に向かって言葉を続ける赤司。

言っていることは間違っているとは思えないが,

もっと別の方法で示すことが出来たのではないか…。




赤「だが,もし負けたら好きなだけ僕を非難しろ

敗因は僕の今のゴールだ。

全責任をおって、速やかに退部する。

そして罪を償う証として

両の目をくり抜いて,お前たちに差し出そう。」


貴『ッッ!!』



赤司の言葉のせいか、

洛山の選手達の顔つきが先程とは大違いだ。


プレイも,さっきよりも素早くキレがある。

16 - 9→←16 - 7.5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (57 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
220人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

るる(プロフ) - 花束を抱えてさん» 温かいコメントとても励みになります!少しずつにはなりますが、これからも更新頑張ります! (2020年6月21日 8時) (レス) id: c0c24767cc (このIDを非表示/違反報告)
花束を抱えて(プロフ) - 秀徳に合わせた原作沿いの作品でとても面白いです!!更新楽しみにしています!!応援していますよ(*´∇`*) (2020年6月20日 22時) (レス) id: 04dac8455e (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - anii1202さん» ありがとうございます!頑張ります!! (2020年5月15日 22時) (レス) id: 0adac37250 (このIDを非表示/違反報告)
anii1202(プロフ) - 更新楽しみに待ってます。 (2020年5月10日 0時) (レス) id: 643105c71c (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - すずなさん» ありがとうございます!これからも頑張りますのでよろしくお願いします! (2020年5月9日 22時) (レス) id: 0adac37250 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:るる | 作成日時:2020年4月6日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。