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八話 ページ9

(でも、梨花さんありがとう...)



労りの言葉をもらうのは、Aにとって安らぎだ。
肉じゃがのいもをかじれば、またくすっと微笑んだAであった。


次の日の朝。
またしても、ざわざわと下が騒がしい。



「んん...っ」



そうだ。昨日...。



(ってまずい。政宗様と小十郎さんがリビングにいるとするなら...)



梨花と幸人と鉢合わせしている事になっている。
と、なればこの騒ぎも当たり前。

Aは寝癖で乱れた髪をすぐさま整え、パジャマから普段着を着ては、リビングに急いで向かった。



「...朝ご飯作ってたら、急に人が倒れてやってくるってどういう事かしら」
「...こりゃ、面倒いことになりそうだな」



幸い、まだあの二人は部屋に待機していたようで、鉢合わせ状態にはなっていなかった。
だが、他の問題があった。

赤い着物を身につけた青年と忍装束のような服を纏った青年が倒れている。



(昨日のようなことがあったから、多分また戦国時代からやってきたのだろうけど...。今度は何...?)



昨日のことがあり、Aは逆に冷静になっていた。
けれど、何故倒れているのか想像はつかない。



「おはようございます。お嬢様。
朝からこんな騒がしくて申し訳ありません」



幸人はAがリビングに入ってきたのを見て、なんとか冷静を装う。
だが、頬に伝う冷や汗でそれは意味を成さなかった。

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設定タグ:戦国BASARA , 逆トリップ , 白猫   
作品ジャンル:恋愛
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彩月いろは(プロフ) - 美咲さん» コメントありがとうございます!更新は遅めですが、これからもよろしくお願いします! (2018年3月24日 18時) (レス) id: 676cb16bcb (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - 更新頑張ってください。楽しみに見ています。 (2018年3月23日 23時) (携帯から) (レス) id: c4afbacf0f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:彩月いろは | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/36b8bca33b1/  
作成日時:2017年5月27日 17時

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