七話 ページ8
「そんな中、刀を持って、出歩けば、
警察という取締役に捕まってしまうことでしょう。そうなれば、元の時代に戻ることすら難しくなりますよ」
そうなっては困るでしょう?と言われてしまえば、二人は肯定しかできない。
さっきまで、震えていたAにしては、打って変わったものだ。
政宗は内心驚きつつも、こくりと相槌を打った。
「そうだな。と、なったら、此処に住まわしてもらうしかねぇな。小十郎、お前はどう思う」
「...はっ。...小十郎も、異論はありませぬ」
「OK.宜しく頼むぜ。A」
「よろしくお願いします…」
ぺこり、と頭を下げれば、
Aは心の中で、溜め息をついた。
(何とか、終わった...)
その後、二人の部屋を別々に用意し、寝れるように手配すれば、Aは安心して、一人夕ご飯を食べていた。
小十郎からの威圧感。
そして、過去からの突然の武将達のタイムスリップにどっと疲れた気がする。
テーブルに置いてあった梨花の置き手紙に、
Aは力なく微笑んだ。
『寝ていたようだったから、夕ご飯置いとくよ。今日もお疲れ様!
ゆっくり休みなさいよ?土日も入るから、多分休めるとは思うけどね』
(それは、多分ない気がするなぁ...)
なんて事は、口には出さない。
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彩月いろは(プロフ) - 美咲さん» コメントありがとうございます!更新は遅めですが、これからもよろしくお願いします! (2018年3月24日 18時) (レス) id: 676cb16bcb (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - 更新頑張ってください。楽しみに見ています。 (2018年3月23日 23時) (携帯から) (レス) id: c4afbacf0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彩月いろは | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/36b8bca33b1/
作成日時:2017年5月27日 17時