【戦国BASARA】白猫の恩返し【逆トリップ】

二十六話 ページ27

「幸人さん...！そっちの方は良い服見つかった？」

「はい。幸村さんの方は全体的に赤い服。佐助さんは迷彩柄の服が多いっすね」

「そっか...！こっちも政宗は青い服。小十郎さんは茶色い服って感じでごっそり籠に入れてきた...！」




真田主従組と伊達主従組は合流し、見事服を買い揃える事が出来た。

さて、家に帰ろうと意気込んだ時...。

幸人のケータイから着信音が鳴り響く。
武将達はなんの音かと辺りを見渡すが...。
恐らく、家で留守番をしている梨花からだろう。




「...梨花からか。...もしもし？...え、また武将が？そいつの名前は？ふぅん...、分かった。とりあえず、今から家帰るから...」

(また武将達が...？)




幸人が話す内容からすぐに読み取ることが出来た。
武将達は幸人がその機械を通じて誰かと連絡を取っていたことはすぐに分かったらしく、すぐに落ち着きを取り戻すが、また武将が来たという事が発覚すると、真剣な表情となった。




「今度は誰なのさ？」




佐助が問いかけると、幸人は曖昧にそれに答える。





「前田...慶次とかいう奴だったかな。あんたらは知ってんの？」

「Oh,よりにもよって前田の風来坊かよ...」

「一回、長谷堂城に攻めてきたあの小僧でしょうか...」




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