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二十話 ページ21

幸人の言葉に、こくりと武将達は頷く。

Aから佐助さんにその事を説明すると、彼は理解力があるようで、怠そうにしながらもすぐにリビングへと移動してくれた。

そして、今、テーブルにはたくさんの料理が並んでいた。




「あのさぁ。一つ確認していい?」



その料理を見て、佐助は微妙そうな顔をする。
それは小十郎も一緒だった。



「...これ、毒とか入ったりしてない?」

「はぁっ!?」



物騒だ、とでも言いたげに幸人は驚声をあげる。
それもそうだろう。
毒など今まで出てこなかった単語なのだから。



「...俺も今回ばかりは猿飛と同じだ。まだテメェらを信用してはいねぇ」

「何かにつけて疑いを掛けるのはこちらとしては申し訳ないけどさぁ。いきなり未来に来たっていっても、嘘の可能性も考えてるからね」

「っ...!あ、あの!言っときますけど幸人はそんなことしませんから!第一、毒なんてもの持ってたら犯罪物です!」



流石にこの状況を見ていられないと思ったか、あせあせとAが幸人と佐助達の間に入る。




「確かに、信じられないのはご最もかもしれませんが、幸人を疑うのはやめていただけると...」



その様子を見て、政宗は面白いとでも言うように、その状況にあわない笑いを零した。



「女一人が竜の右目と武田の忍の前に立つたぁ、すげぇ度胸だ。と、なればだ。Aさんよ」

「...は、はい?」

「アンタが毒味をすりゃ、少なくとも状況は変わるだろ」

「ど、毒味...?」



(毒味って、毒が入っていないか確かめるってこと?)

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設定タグ:戦国BASARA , 逆トリップ , 白猫   
作品ジャンル:恋愛
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彩月いろは(プロフ) - 美咲さん» コメントありがとうございます!更新は遅めですが、これからもよろしくお願いします! (2018年3月24日 18時) (レス) id: 676cb16bcb (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - 更新頑張ってください。楽しみに見ています。 (2018年3月23日 23時) (携帯から) (レス) id: c4afbacf0f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:彩月いろは | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/36b8bca33b1/  
作成日時:2017年5月27日 17時

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