十八話 ページ19
(今日は梨花さんがお休みだったっけ...)
もう、夏の季節。額は汗ばんでいる。
梨花が休みだという事を思い出し、
少し寂しい感じはするけれど、それは仕方ない。
「お嬢様、昼飯完成致しました。
武将達呼ぶの手伝ってくれません?俺は伊達の方呼んで来るんで、宜しくお願いします」
「分かった。ありがとうね」
Aが幸人ににこっと微笑めば、幸人の顔はほんのり紅くなった気がする。
彼は、Aの事が好きなのだ。
とはいえ、Aはそんな事には気付いていないが。
「幸村さん?お昼の時間ですよー」
Aがこんこんと幸村の部屋のドアをノックする。
幸村も昨日一日で、ドアの開け方は慣れたのかすぐに出迎えてくれる。
武将達には、服の着方は教えた。
着物とは全く違うからか、幸村はかなり苦戦していたが、すぐに慣れたようだ。
(お兄さんが残してった服、案外皆、似合ってるなぁ)
まじまじと幸村の格好を見てみる。
生まれた時代を間違えていないかというほど、皆、似合っている。
幸村はやはり赤い服が似合いそうだと思い、
準備した結果、それは予想以上だったと思う。
と、用向きはそんな事ではない。
「ところで、A殿、お昼の時間とは一体...。何でござろうか?」
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彩月いろは(プロフ) - 美咲さん» コメントありがとうございます!更新は遅めですが、これからもよろしくお願いします! (2018年3月24日 18時) (レス) id: 676cb16bcb (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - 更新頑張ってください。楽しみに見ています。 (2018年3月23日 23時) (携帯から) (レス) id: c4afbacf0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彩月いろは | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/36b8bca33b1/
作成日時:2017年5月27日 17時