十五話 ページ16
「よし！完璧！これで二部屋は使えるわね。
にしてもさ」
「ん？何？梨花さん」
ぱんぱんっと、幸村か佐助が使うはずの部屋の布団を叩くと、梨花は気になったことを口にした。
「伊達主従と真田主従がトリップしてきたのは分かるのよ。でも、なんであの四人が此処に来ちゃうわけ？」
「どういうこと？」
Aが聞き返すと、間を置いて、梨花が言う。
「もし、ただ単に武将達がトリップして来ているだけなら、別にこの家じゃなくても良いと思うのよ。なんでこの家に来ちゃったわけ？しかも、昨日伊達主従が来たんでしょ？で、今日は真田主従」
しかも、あの四人だし。
とぶつぶつ呟く梨花に、Aも同じ疑問を頭に巡らせた。
(なんで、だろ。確かに、梨花さんの言うとおり、単発で二人ずつここにやって来たよね。
しかも、何故かこの家に二連続。なんで、私の所に来たんだろ？)
Aの家に、武将達が来るような仕掛けでも成されているのだろうか。
などと、Aは考えてしまうが、それと言って、思いつきはしない。
(これ以上考えても、仕方ないよね。問題は...)
「あの四人以外に、また武将がやって来るとするなら...」
「あぁ...」
Aがそれを言い終わる前に梨花は察する。
「「他の空き部屋の掃除...しとかなきゃじゃん」」
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彩月いろは(プロフ) - 美咲さん» コメントありがとうございます！更新は遅めですが、これからもよろしくお願いします！ (2018年3月24日 18時) (
レス) id: 676cb16bcb (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - 更新頑張ってください。楽しみに見ています。 (2018年3月23日 23時) (携帯から) (レス) id: c4afbacf0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩月いろは | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/36b8bca33b1/
作成日時：2017年5月27日 17時
