私は花吐き病 55 ページ12
乱数side
「(栞)!!」
あの日と同じように大量の花の中で
うずくまる彼女を見て冷や汗が止まらない
ただ、あの日と違うのは花の種類と
彼女の 目 だ。
「(栞)!しっかりしてください!
どうしたんですか!」
「乱数お前……!(栞)に何したんだよ!」
何をした?
した事と言えばひとつしかないだろ
ソレがそんなにも嫌だった?
こんなにも花を吐くほど嫌だった?
「乱数!ぼーっとしてないで水を下さい!」
「!、あ、うん、」
キャップを捻り(栞)の前に差し出す
(栞)の目には何もうつっていない。
真っ暗な闇のようで 完全に光を失っていた
「この花、ゼラニウムですよね」
「白いゼラニウム?」
「ええ。花言葉は確か……」
幻太郎が花言葉を言おうとしていたけど
花に詳しくない僕でも なんとなくわかるよ
だって
『…私は』
______真っ直ぐ僕を見抜き
『貴方の愛を』
______冷たく哀しい声で
『信じない』
______僕になげかけるから
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たんたん - とてもいい作品でした ……… たくさん泣いてしまいました 作ってくれてくれありがとうございます (8月17日 9時) (レス) @page44 id: c71d350c23 (このIDを非表示/違反報告)
ゆンぼぉ - 感動してっ………泣きました、うん。これ見て泣かない人はいなi((個人による またこーゆーガチ素敵な小説作ってください!(スライディング土☆下☆座☆) (2023年4月9日 22時) (レス) @page44 id: e38417b7d4 (このIDを非表示/違反報告)
ミツキ - 感動しました泣きましたっ…この作品を作っていただいてありがとうっ…ございます。 (2020年12月9日 19時) (レス) id: ec419398fd (このIDを非表示/違反報告)
十鞠 - 心が、きゅっとなりましたぁぁ!!貴方は天才ですか?いや、天才だわ(確信) (2019年8月15日 16時) (レス) id: fb05fdae18 (このIDを非表示/違反報告)
Shiori(プロフ) - 赤砂晋助さん» 返事が遅くなり申し訳ありません……!語彙力低下するほど良かったと思ってくださって嬉しいです(´;ω;)また近々更新致します!(`・ω・´) (2019年7月30日 20時) (レス) id: 82c195a08a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Shiori | 作成日時:2019年6月10日 22時