【おそ松さん】六つ子と出会ったのは自称「死神悪魔」でした【マフィア松】 (ページ36)

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35話)襲撃？危機ページ36

十四松が行ってしまった後、トド松は監視カメラを通して敵の所在地を伝えている。
俺？俺は「人が死ぬ所を見たくない」とか言って見てないよ。
いや、一般人なら見ないでしょ？
一般人なら←
俺残念ながら一般人じゃないし、今こうして音楽聴いて後ろ見てる間もホントは戦いたくてウズウズしてるんだからね？！

A)…？

違和感を感じて、耳に付けていたイヤホンを取る。音楽は依然として流れたままだが。
意識を部屋の扉の向こうへと向ける。
…誰か…来ている？
コツコツと言う足音が二つ、こちらに向かっていている。トド松はモニターに必死で音には気付いていないようだ。

A)えっと、トド松…

トド松)どうかした？

A)…誰か…来てる

トド松)…！

慌ててトド松が端っこの方のモニターを見る。

トド松)おにーさん、ヤバイ

A)…

トド松)扉の前に二人…拳銃持ってる奴が立ってる…

容易に想像できた。
トド松が焦って棚に元から仕舞っていたであろう拳銃を取り出した。
その瞬間、扉が開く。

トド松)…！

俺？トド松の隣に立っていつでも大鎌を取り出せるようにしてるぞ。
トド松が構えるが、セイフティレバーが掛かったままになっている。その為、標準を合わせて引き金を引くが弾が出ない。
慌てすぎだろ…！

トド松)ヤッバ…！！

A)…！

入って来た二人の男の銃弾をトド松を庇いながら避ける。
そして同時に片手で大鎌を取り出して一気に間合いを詰め、頭と首をサヨウナラ…。

A)…っぶねー……大丈夫？

トド松)…え？

A)…！ウッソ？！ちょっと待って！！絆創膏…！！

避けきれたと思っていたのだが、トド松の頬を弾丸が掠めていたようだった。
突然の事に驚いたのか、トド松はヘタリと床に座り込んでしまった。
慌ててリュックの中から絆創膏を出してトド松の頬に貼る。

トド松)……ね、ねぇ…君一体…

A)…あー、うん、ゴメンだけど後にしてくれない？とりあえず上に行こう、あとの五人が心配だし

トド松)…う、うん…

手を差し伸べると、照れくさそうに手を出してくる。その手を掴むと、トド松を立たした。

トド松)…ごめん、ありがとう…

A)礼は後、次はセイフティレバーちゃんと外して撃てよ？

トド松)わ、分かってるって！！

A)…じゃ、行こうか

トド松の手を引いて上の階へと急いだ。