問題14 ページ15
「楽しかったですねー！」
「俺あんな体育祭初めてでしたよ」
「あんだけ本気でやれるって良いですよね〜」
『本当に楽しかったですよ校長先生』
「それは良かった。私もみんなの姿を見て楽しめたよ」
『生徒も大喜びでしたし』
職員室は体育祭の興奮冷めやらぬ雰囲気。これではどちらが生徒なんだか……
「結局最後の最後で生徒の華を掻っ攫っちまったけどな」
「大人として恥ずかしくないのか。大体お前はいつも思考が子供と同じレベルなんだ。だから色々面倒を引き起こす」
「あーハイハイ！分かったからもーうるせー！」
『ま、まぁまぁ不死川も伊黒もその辺にしてやってくれ。結果的にみんな楽しめたんだから良いじゃないか』
「……煉獄が言うなら仕方ないな。宇髄、煉獄に感謝するんだな」
「ヘッ」
『こら。そういう所が子供っぽいと言っているんだ』
「……」
巨体を折りたたんでデスクに突っ伏した宇髄。……面倒臭い。
「放っておけ」
「そのうち元に戻るだろう……」
遂には悲鳴嶼先生まで言い出す始末だ。まったく、私より年上だと言うのにこの幼児は……
ただ、このままだと隣である私が気になって仕方が無いので……
『宇髄、うーずーい』
肩をポンポンと叩いて呼びかけた。
「……ん」
顔だけこちらに向けた宇髄は明らかに不貞腐れている。
『私は楽しかったよ。宇髄が盛り上げてくれたおかげだ』
「……！」
「ったく……」
「煉獄は誰にでも甘い」
「お人好しがァ」
後ろで2人がとやかく言っているようだが、無視して良いやつだろう。
『これも思い出だ。君が不貞腐れる必要は無い。
それに、イベントは次から次へとやってくるんだ。そんな暇無いんじゃないか？』
「……はぁ」
『え……』
ため息を吐いてまた突っ伏してしまった……
「……無理」
『は？』
「マジでお前……すk「宇髄！！！！」
『はぁ、杏寿郎。ドアは乱暴に開けるなとあれほど言ったのに……』
「あいつに直すつもりはねェよ」
「宇髄！来てくれ！！」
「あーうるせぇ……何だよ」
「美術室が紙で溢れている！」
「はぁ？」
「ファンレターだな」
『またか……』
「早く行って片付けて来い」
「あー派手に厳しい俺の同僚」
「俺も手伝おう！」
「邪魔されたことが癪だけど頼むわ」←
イベントが終わっても職員室は何も変わらない。
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すみた先生(プロフ) - 星猫さん» ありすぎて文字数足りないので、次話で答えさせていただきます！質問コメントありがとうございます！！ (2021年3月27日 17時) (
レス) id: 547ebe12b8 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月27日 17時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すみた先生 | 作成日時：2021年1月27日 21時
