4話:頑固な私が変なところで諦めがはやかったら ページ7
早く寝て明日に備えよう。
蝋燭の灯りを消してベッドに潜り込むと、今日の出来事が蘇ってくる。
皇族たちは昼間に公務がある。
その為、彼らに出会う機会は少ないだろうと聞かされていた。
でも、今日はさっそく紅炎様と紅覇様に出会った。
しかも、紅炎様にはトランのことを聞かせろと約束までさせれてしまう始末…
そこでふと、思い出す。
ん?
約束?
「あ゛ーっ!!」
私はそう叫んで飛び起きた。
どうしよう…
ウロウロと部屋の隅から隅まで、落ち着きなく動き回って考える。
今から行くべきかしら?
でもこんな夜中に迷惑だよね。
それに、皆が寝静まった後だし、きっと紅炎様も眠っている筈…
そうして暫くの間「うーん」と唸って、頭を抱え込む。
仕方ない。
明日、お部屋まで謝りに行こう。
きっと、私みたいな他国の官吏のことなど、彼もさほど気に留めていないはず。
私はただのお部屋の清掃担当。
今行けば、それこそ怒られる。
それに、仕事に関しては朝食迄に起きていれば平気だし…
そのあと1番に紅炎様のお部屋の掃除に伺えば、まだいらっしゃる筈。
大丈夫、間に合う。
そう決め込んだ私は大人しく布団に入った。
多少の心配事があるものの、疲れきっていた私が眠りにつくのは容易いことだった。
5話:私が朝に弱かったら1→←3話:仕事が長引いてしまったら2
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ミヅキ(プロフ) - 凰朧月鬼華さん» 読んで下さりありがとうございます(≧∀≦)♪ (2016年7月4日 21時) (レス) id: f8d14255d8 (このIDを非表示/違反報告)
凰朧月鬼華(プロフ) - (´つヮ⊂)ウオォォwwww (2016年6月27日 15時) (レス) id: 6873cb50aa (このIDを非表示/違反報告)
ミヅキ(プロフ) - Rainyんぼ(*’▽’)さん» お返事遅くなって申し訳ないです!そう言って頂けて光栄です♪ノロノロ更新ですが、よろしくお願いします(*^^*) (2016年6月23日 21時) (レス) id: 7de071f674 (このIDを非表示/違反報告)
Rainyんぼ(*’▽’) - はまりました。更新楽しみにしています! (2016年6月21日 20時) (レス) id: 7bd6c0a158 (このIDを非表示/違反報告)
ミヅキ(プロフ) - 名無しの猫さん» 嬉しいです(∩´∀`∩)キャー♪ありがとうございます! (2014年8月5日 16時) (レス) id: c07fa541ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミヅキ | 作成日時:2014年6月1日 11時