story 129 ページ46
紫原side
いつの日だったか、まだみんなと一緒にいた時、飴玉を口に咥えながら赤ちんたちと廊下を歩いていた俺は前から歩いてくる小さくて綺麗な女の子に目を奪われた。無表情で歩くその子はスタスタと俺らを無視して歩き続ける
「スミレ！」
「あ、真くん」
花宮真っていう生徒会のやつがその子のことを呼び止めた。その途端さっきまで無表情だった顔は笑顔に変わる。何この人、あんな顔で笑うんだ。人に興味がない俺が、好きなタイプでもないあの子に興味を持つとか意味わかんない。その日は不機嫌なまま終わった
そんなのことがあったからだろう。あの子が体育館に来る度に見てしまう。はぁ、と溜息をついたときだった。とある男に話しかけられた
「紫原敦くん、ちょっといいかな？」
「え、何、えっと、」
「俺は氷室辰也。君と話がしてみたくて、今は大丈夫かい？」
「ん、まあいいけど」
氷室辰也と名乗ったその男は体育館から出ていく。俺はその人の後ろを歩いて着いていった。人のいない中庭のベンチに腰を下ろすと先程までとは違う声色で俺に話しかけてきた
「スミレが好きなのか？」
「え......意味わかんない」
「好きでもないのにあんなに見ることあるのか？まあスミレは鈍感だから気づかないだろうけど。スミレは花宮のモノだから君が入る隙なんてない。諦めた方がいいよ」
何それ、そんなことを言うためだけに俺を呼んだの？
そんなの分かってるよ、最初から。あの笑顔を引き出せるのは俺じゃないってことぐらい。俺にだって分からない。なんであんなに見つめてしまうのか
「...チャンスをやる」
「は？」
いつの間にか現れた花宮真がそう言った。は？どういう意味？チャンスって？
「あいつは毎週金曜日、俺の為に菓子を作ってる。そこに行ってみろ。1ヶ月猶予をやる。その間にスミレと仲良くなれたら今後もダチでいることを許してやる」
「は？それって」
「察しがいいじゃねえか。お前もこっち側に来るってことだ。まあ、ガンバれよ」
そう言って2人は立ち去った
スミレちん
多分俺はあんたが好きだよ
でもこれは絶対言わない
俺とあの2人だけの秘密
___________________________
久しぶりです！！
でもまた更新しなくなると思います。受験生なので...小論文と面接、辛すぎてやめたい。精神的に疲れているからか今月2度目の生理が来ました本当に嫌い
ぼちぼち更新していきます！
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黛パフェ(プロフ) - ゆうゆさん» え、小学校の会長してるんですか！！？？将来有望...すごいですね！愚痴は言わないと生きていけませんよ笑笑。ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2019年7月17日 17時) (
レス) id: d3f83fb575 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆ - ヤバい・・・ 最高すぎです・・・自分小学校の会長何ですが・・・こんなことしてみたい！ 私も、皆の前では笑顔ですが、誰もいなくなると愚痴言いまくりWWW本とにこの小説面白すぎです！ (2019年7月17日 17時) (レス) id: 4937f459b3 (このIDを非表示/違反報告)
黛パフェ(プロフ) - ルイさん» になっちゃいますね笑笑 (2019年7月16日 18時) (レス) id: d3f83fb575 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 黛パフェさん» 無限ﾙｰﾌﾟ？w (2019年6月30日 3時) (レス) id: 1036fcd1e5 (このIDを非表示/違反報告)
黛パフェ(プロフ) - 月夜 黒輝さん» え、そう言って貰えて嬉しいです好きです(真顔) (2019年6月24日 20時) (レス) id: d3f83fb575 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パフェ x他2人 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年11月25日 2時
