【黒子のバスケ】喧嘩するほど？ (ページ19)

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17話ページ19

　目を開けると見知らぬ天井。
　つか、シャンデリアあんだけど。何ここ。何これ。
　
　
　
　赤「起きたか。」
　
　
　
　そんな言葉と共にひょっこりと視界に入ってきたのは赤司。ホットしたような顔をしている。
　
　
　
　赤「いきなり倒れるから驚いた。」
　
　
　
　『すまん。…不本意だがな！！』
　
　
　
　赤「その最後の一言が無ければ素直な奴だと思ってやったんだが。」
　
　
　
　『うるせぇ。てかここどこだよ』
　
　
　
　赤「俺の家だ」
　
　
　
　『 …マジか。』
　
　
　
　赤「マジだ。」
　
　
　
　天井にはシャンデリア。アタシが眠っているベッドはキングサイズで布団もふかふか。カーペットも周りの家具も高級感が溢れている。
　
　…そーいや、コイツ、金持ちだったな。
　
　
　
　
　
　
　『 …どれ位眠ってた？』
　
　
　
　赤「1時間寝ていた」
　
　
　
　『はぁ。マジかよ。最近多いな(ﾎﾞｿｯ)』
　
　
　
　赤「何かあるのか？」
　
　
　
　不思議そうに首をかしげて聞いてきた赤司に睡眠障害の事を言おうか一瞬躊躇ったが、ここまで連れてきてもらったわけだし言うことにした。
　
　
　
　
　『話長くなるんだけどよ、』
　
　
　
　
　──────────ぐぅぅぅ
　
　
　
　
　話そうとした直後に腹がなった。…アタシの。
　
　
　
　
　赤「ｸｽ)時間も時間だからご飯食べるか。」
　
　
　
　赤司はあたしを一瞥して笑って、部屋を出ていった。
　
　どうやらご飯を食べさせてくれるらしい。
　
　赤司がアタシに優しくするなんてどういう風の吹き回しだよ…？
　なにか魂胆があるのか！？
　
　
　
　
　
　そんな思考を巡らせながら布団をばふばふと叩いた。
　
　
　
　『柔らかっ。』
　
　