【十四松】ウソツキ幼馴染みは余命１ヶ月【おそ松さん】

5日目_2 ページ25

「トド松...」




「ねぇ、ねぇ、どういう関係なの？」




「ちょっ...！」




がしっと肩を捕まれ、揺さぶられる。
ふと過去の事を思い出した。



『ねぇ、本当にAちゃんがこんな事したの！？』



結果、信じてもらえずでしたけど。




「どういう関係って...なんだろ」



「仲直り、したの？」



「かな...？」




するとトド松の顔がふと無表情になった。

...え？



「...トド松？」



「...か」



「へ？」



「...そっか、」



ふらりと一歩、後ずさる彼



「...あの子といいAちゃんといい......。
虫がよすぎるよ、十四松兄さんは」



「...どういう事トド松？」



ははっと乾いた笑をこぼす彼に一歩近づいた途端、




「ドゥーン！！お待たせ！あれ、トド松？」



「きゃっ...!!」



オレンジジュースを買ってきた十四松にぶつかり、



バサバサっ




鞄が落ちて中身をぶちまけた。




「も、もぉー！何してんの十四松兄さ...」




荷物拾いを手伝ってくれるトド松、言葉が切れた。


トド松は震える声で




「Aちゃん...??なに、これ」



「あっ...!!」




診断書と、痛み止め




「かっ、返して!!」



「どうしたのトドま...え」



「ねぇどういう事！？ちゃんと教えてよッ！！」



...なにそれ



「...ない」




「「え？」」




「関係ないｯ!!ほっといて!!雪乃といいあんたらと言い、自分勝手だよね本当!!
何今更、心配？」



「Aちゃ＿＿＿＿」




トド松が何か言い終える前に私はトド松の手のものを奪い取った。



「...帰る!!」



「まっ...!!」




もう、最悪だ。
自分勝手なのは＿＿＿＿





私なのに

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