東方×軌跡シリーズ幻想の軌跡～運命と幻想の歯車は動き出す～ (ページ8)

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むかしばなし(愛佳) ページ8

――私のお父さんは・・・時計職人だった。
あの日、私は変な夢を見た。
目の前に大きな歯車があり、夢の中の私はぐんぐん上ってゆく。
登っても登っても出口につかない。
ピタッと＜私＞の足が止まった。
その先には…これは続きから話そう。
午後から私は、『京都時計台』へ登った。
まさに、夢の通りだった。
その先には、大体１８歳ほどの父がいて、５０ほどの祖父がいた。
本当に、私と同じような言い合いをしていた。
その後、あの現象を以来、時計を作り続けてた。
20の誕生日までは…
あの日、私は神隠しに逢った。それも記憶喪失になるおまけつきだ。
え？どうして覚えてるかって？
私は、彼女の半身…つまり、もう一つの精神だから。
言えば、彼女の記憶の一部。現世の記憶。
今でも≪私≫は覚えてない。私は彼女の心の奥底で眠るだけ。
その方が≪私≫は幸せだから。あんな≪能力≫なんて思い出さない方がいいから。
つづく

to be continued...