Magic ページ7
夏目side
ン…？あれは奏汰兄さン？
なんかやけに元気がないようナ…
「奏汰兄さン？」
「………」
「おーイ！奏汰兄さン！」
「……！なっちゃん…すいませんぼーっとしてました」
奏汰兄さんがこんな悲しい顔するなんて珍しイ…
まさカ…
「誰かに何か悪いことでも言われたノ？それなら僕が仕返しに行くヨ。」
「なっちゃん…あなたはやさしいこですね…♪でもちがうのでだいじょうぶですよ？」
嘘だヨ…絶対何かあったよネ…！？
僕の五感がそう言ってル。
奏汰兄さん関連で何かあったとすれバ…
じっと考えていると奏汰兄さんがゆっくり口を開いタ。
「じつは…Aのことなんです…」
「Aさン…？」
Aさんと言えば奏汰兄さんと仲が良かったはずだけド…？
「Aは…Aはぼくのこと『すき』だとおもいますか？」
「エ…？」
「ぼくだけがいっぽうてきに『すき』なのはだめですか？きもちわるいですか？」
奏汰兄さんの方をゆっくり見ると兄さんの目には涙が浮かんでいタ。
「ぼくAがほかのひととはなしてるところをみるといたいんです…ここが…」
そう言うと兄さんは胸に手を当てル。
「奏汰兄さン…」
「なっちゃん…ぼく『わるいこ』ですか…？」
ボクは一息着いてから奏汰兄さんの肩を握る。
「奏汰兄さン。人を好きになる事は悪いことじゃないヨ。奏汰兄さんは流星隊や、五奇人のことも好きでショ？」
兄さんは静かにうなずク。
「それはAさんも変わらないよネ？」
「好きって気持ち大事にしなきゃダメだヨ。後悔するのは兄さんだヨ。」
「Aさんが奏汰兄さんのこと好きかどうかは本人に聞かなきゃ分からないでショ？」
「嫉妬するってことはそれだけ好きってこト。」
「しっと…」
「なっちゃん…ありがとうございますぼく…Aにきいてきます。」
「頑張ってね奏汰兄さン♪」
その前ニ…
「奏汰兄さん手出しテ。」
不思議そうな顔をして手を差し伸べた奏汰兄さんにチチンプイプイと魔法をかけル。
「これは…？ばら…ですか？」
「まあネ。さっきガーデニアで創くんからもらった折り紙だけど、今の奏汰兄さんに必要だと思っテ。」
「でもいいんですか？こんなにきれいなのを…」
「バラの折り紙なら今度創くんに会った時に折り方を聞いて自分で作るから大丈夫だヨ。兄さんも創くんにあったらお礼を言ってヨ？」
そう言うと奏汰兄さんはAさんを探して走って行っタ。
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なすびーの(プロフ) - 結さん» コメントありがとうございます！！嬉しいです！！( ´͈ ᵕ `͈ )♡自信が無かったのでそう言っていただけて本当に良かったです！モチベーション上がりました！ありがとうございます！ (2022年5月5日 0時) (
レス) @page7 id: 6954682c64 (このIDを非表示/違反報告)
結(プロフ) - コメント失礼します！とても奏汰くんのキャラが掴めてて羨ましいです･･･毎日楽しく読ませていただいてます♪これからも更新頑張って下さい！長々と失礼しました･･･ (2022年5月4日 18時) (レス) @page7 id: be573a372d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なすびーの | 作成日時：2022年2月26日 0時
