*.+ﾟアクアリウムと流星群*.+ﾟ【あんスタ】【深海奏汰】 (ページ4)

今日:16 hit、昨日:0 hit、合計:19,455 hit

アクアリウム② ページ4

｢ちあき～こんにちは…♪｣

館長さんが『ちあき』と呼んでいる人はあの有名アイドルユニット流星隊のリーダー『守沢千秋』だ。
守沢さんとは何回か会っていて一応面識はある。

守沢さんと館長さんは同じユニット故、とても仲がよく昔水族館前で二人で話していたところを目撃した記憶がある。

「奏汰！探してたぞ！」

「え？きょうはなにか『よてい』でもありましたっけ？」

「いや…予定ではないのだが…例のあの件目星はついたか？」

「ああ…あれですか…いえ…まったく」

何やら不穏な話をしているような雰囲気が漂いあまり居心地が良くない。

ユニット内で何かあったのだろうか？何か事件があったのか？泥棒の犯人探し？

私が顔をしかめて色々妄想していると、守沢さんが気を使って話題を変えてくれた。

「そう言えば二人で話していたところを邪魔して申し訳ない！」

「そうですよちあき、ちゃんと『じゅんばん』はまもってください」

『あ、構いませんよ』

ユニットの大事な話なら私と話すよりよっぽど大事なのだろうし、館長さんにも本業の方を優先してほしい。

「いえ、いいんですよぼくもAさんとおしゃべりしたいきぶんだったからあなたにはなしかけたんですよ…♪」

なんとも嬉しい言葉。館長さんの言葉に私は感無量だった。