完璧な悪女【黒子のバスケ】

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ガラガラ




来たわね…



読みかけの本を閉じ入ってきたやつに声をかける。




「また来てくれたのね。、








姫野さん…」





姫「ふん。お見舞いにきたんじゃないわよ。でも、貴方にプレゼントがあるの。」






姫野の後ろから見覚えのあるオレンジの髪の男が出てきた。









「…兄さん…」






勝「A。久しぶりだね？」





「なにしにきたの。」





勝「なにって、お前に会いに来たんだ。」


兄さんが私に近づいて来る。



「もう忘れたの？私に近づくなって警告されてるでしょ」




勝「そーだったかなぁ？まぁ、あったとしても関係ない。…お前…まだ赤司と付き合ってるのか？」




あー。うっとおしい。






「貴方には関係ない。…警察に連絡したっていいのよ？」





勝「おっと。そんなことをしたら…」




兄さんは私の耳元で呟いた。









勝「わかったな？お前は俺に従っていればいいんだ。お前に触れていいのも俺だけだ。」





最悪…





「誰があんたなんか…」





勝「俺に刃向かってられるのも今のうちだ。行こう姫野さん。じゃあね？A。」







姫「ふふふ。あんたはもう終わりね？橙崎さん？」








ばぁーか。





私が貴方に負けるわけないでしょう？







苦しむのは貴方。





私じゃない。








でも…







少し危ないわね。





勝『警察に連絡したりしたら、赤司がどうなるか、わかんないよ？』






兄さんがあの時言ったこと…







あの人なら本当にやりかねない。






征十郎やみんなは絶対に守る。









私にできないことはない。








私は『完璧な悪女』なんだから…






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？「どうして…あいつばっかり！！！」



？「俺達と手を組まないか？」





裏でもう一つの影がうごきだした。

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