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始まり ページ3

きっかけはなんだったろうか。

多分信じられないくらい些細なことだったと思う。

私達は大喧嘩をした。

貴「もうしらないッ!!れおくんなんか大ッ嫌いだ!!」

そう言って家を飛びたした。

外は大雨。

雨で濡れちゃうだとか、そんなのは頭になかった。

ただひたすら走って、走って、走って。

交差点にさしかかった頃。
耳をつんざくような轟音を聞いた。
大きなトラックがこっちに近づいてきている。

そのままのスピードで、トラックと私はぶつかった。

凄まじい衝撃。身体が宙に浮く感覚。

あぁ…、死んじゃうのかな。なんて考えたり。

でも、今死ぬならその前に……………







れおくんにごめんなさいって言いたかったなぁ…。

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作者名:とり天 | 作成日時:2017年9月22日 22時

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