タイムスリップしたら女神って呼ばれたんだが、私はそんなやつじゃない【のび太の日本誕生】

5話 トレアドール ページ7

ジャイアン「ちぇっ、つまんねーの！行こうぜ！」

スネ夫「おう」

のび太「え、えぇぇ、ま、待ってよぉー！」

武とスネ夫は私たちと反対側に行った。

ジャイアン「俺たちが求めているのは、もっとスリルのある冒険だ！」

スネ夫「そう！ワイルドで原始的な！…あ、ジャイアン、写真撮ってあげるよ！」

ジャイアン「そうかー？かっこよく撮ってくれよ？」

スネ夫「元がダメだからどうかな…んじゃ行くよー！はい、チー…ん？なんだ？あ、ぁぁぁぁ！ジャ、ジャイアン後ろ後ろ後ろ後ろ！！」

頭にハテナを浮かべながら武は後ろを振り向く。

ジャイアン「後ろ？ぎゃぁぁぁ！」

大きな牛……バイソンが2人を追いかける。

ジャイアン、スネ夫「「バイソンだーーー！！」」

バイソンはあっという間に2人に追いつき、角で持ち上げる。

バイソンの背中に落ちた2人を、バイソンは思い切り振り落とそうとする。

ジャイアン、スネ夫「「助けてぇぇー！」」

しずか「大変！」

ドラえもん「勝手に出歩くからだ…」

『牛類は、赤いものを見るとそれについていく習性があるよ』

ドラえもん「そうか、よし！トレアドール！」

マントをかけた人形は、バイソンの前まで来る。

トレアドール「オレ！」

かけていたマントをバイソンに向ける。

のび太「すごーい！」

しずか「闘牛士みたい！」

その後もトレアドールはバイソンを誘導し、ついにバイソンは見えなくなった。

スネ夫と武も無事だった。

ドラえもん「任せておけばずーっと遠くまで連れてってくれるよ！」

『アンタ、凄いな』

ドラえもん「えへへー、それほどでもー///」

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