03.巨人 ページ3
私はその場に泣き崩れた。
蘇る母との沢山の思い出。
その思い出の私は幸せそうに笑って居た。
私のせい…私のせい。
この残酷な世界で生き延びて何になるの…っ?
ねぇ…分からないよ。
母も居ない…父も居ない。
どうやって生きれば良いの…っ?
ゆっくりと近付いて来た巨人の大きな手に…私は再度目を閉じた。
しかし…いくら経っても私の体は巨人に食べられる事は無かった…。
いや、巨人が私を肩に乗せ…壁の外へ歩き出したのだ。私はその可笑しな状況に動揺を隠せなかった。
「…な、なんで。」
「……オマエハ、チガウ。」
この巨人…話せるの?
しっかりと人間の言葉を話した。
お前は…違う?…なにが違うのか…。
巨人は私を見て微笑んだ。
「オマエハ…ナカマダ」
「………仲間?」
巨人と人間。
そのどこに仲間という繋がりがあるのか。
私は巨人の肩に乗ったまま、遠くを眺めて居た。
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レミドール - とても良い作品です。更新頑張ってください! (2017年5月17日 16時) (レス) id: 0420b2a226 (このIDを非表示/違反報告)
久威ナズナ(プロフ) - とてもいいと思います!頑張ってください!続き楽しみにしてます!(●´ω`●) (2017年5月5日 0時) (レス) id: a183fca2d8 (このIDを非表示/違反報告)
オタク少女ぴーちゃん - 最高なう! (2017年4月18日 21時) (レス) id: 24bfd7098a (このIDを非表示/違反報告)
進撃のうさぎ。(プロフ) - タマミツネさん» ありがとうございます!更新頑張ります。 (2017年4月6日 19時) (レス) id: 5f18ff9090 (このIDを非表示/違反報告)
タマミツネ - こんな作品みたいなと思っていたんです。(・∀・)b更新がんばってください!! (2017年4月6日 18時) (レス) id: a11b5a1c08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:進撃のうさぎ。 | 作成日時:2017年3月27日 19時