背比べと女神さん。 ページ16
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「もう一回 測りゃせて！女神さま！」
「仁兎、何回やっても同じだぞ」
「紅郎ちんは
夢ノ咲学院アイドル科では、
三ヶ月に一回必ず、身体測定が行われる。
その月に一回が今日であり、
一年生から順番に測定をしていって、今はやっと、最後のクラス3年B組。
……なのだれど、ここにいるのは
委員長のなずなくんと紅郎くんだけ。
他の子達は恐らくだけど、噴水で泳いでいたり、棺桶の中で昼寝をしていたり、各々の事情でサボリ。
問題児クラスを纏めるのも大変だよなぁ、
なんて同情しながら、
なずなくんの身長を測り直す。
「160.0、かな。うん、変わらないね」
「だから言っただろ。これで三回目だぞ？」
「うみゃああーーー！！！」
発狂しながら床に崩れ落ちたなずなくんには、
ドンマイと親指をたてて、
記録帳に前回と変わらない数値を記入する。
一方、紅郎くんはというと2cmも伸びていた。
身長の折れ線グラフは、緩やかな右上がり。
180もある長身なのに、
まだまだ成長期は終わってないなんて。
一体、何処まで大きくなるのやら。
なんて感心して記録帳を眺めていたら、
目線の上で、ふわふわと、檸檬色のアシンメトリーの前髪が揺れた。
「ん？どーしたの、なずなくん」
「A先生って、もしかして……おれより身長低い？」
「ははは、それはどーかな？」
「じゃあ、ヒール脱いでおれの隣に並んでよ！」
靴を脱いで、なずなくんの横に並ぶ。
判定は紅郎くんにお願いする。
「んん。ちぃっと、女神さんの方が高いな」
「えぇえー！そんにゃあ……」
更に落ち込んじゃったなずなくんの頭を、
紅郎くんと一緒にわしゃわしゃと撫でつける。
そんな、思わず撫でたくなる程可愛らしくて、場を和ませてくれるとこが、なずなくんの一番の魅力で、長所なのだと思う。
「うぅ、卒業するまでに絶対先生抜かすからにゃ！」
「ふふ。楽しみにしてるよ」
ーーーーー
「クラス委員長、部長、ユニットリーダー」
「精神的に一番成長してるのはなずなくんかもね」
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ゲイツ(プロフ) - アイスてぃー。さん» おかげさまで完結できました！こちらこそ楽しんで貰えて良かったです。コメントありがとうございます！ (2018年12月21日 22時) (
レス) id: f250b07018 (このIDを非表示/違反報告)
アイスてぃー。(プロフ) - 完結おめでとうございます！楽しく見させていただきました！ (2018年12月21日 0時) (レス) id: fde611bcb7 (このIDを非表示/違反報告)
ゲイツ(プロフ) - やまなみさん» 同担さん嬉しい！千秋沼は深いです、これからもドンドン推していきましょう！コメントありがとうございます！ (2018年11月20日 22時) (レス) id: f250b07018 (このIDを非表示/違反報告)
やまなみ(プロフ) - もりちあ良いですよね！！！(唐突)以前まではもりちあは推しじゃなかったんですけど、気づいたら最推しに……もりちあ恐ろしや……(ｶﾞｸﾌﾞﾙ) (2018年11月20日 22時) (レス) id: 95be3cdce4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゲイツ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=1b00d6d4f017764a9af2cf0a2704329f...
作成日時：2018年11月18日 21時
