【文スト】歩道橋から足を滑らせただけですが？？

ふわふわしていただけなのに ページ21

麗子の事を考え乍
仕事をしている私



迂闊だった。




『………ﾊｯ！！』


国木田「如何した小娘」


『済みません！一寸行ってきます！！』




そうだ…先刻鏡花ちゃんが仕事に行くと言っていた
つまりは紅葉さんと会う日…、



国木田「おい！小娘！！」



国木田さんの制止の声を振り切り私は走る
何処にいる…何処に…！！



ぴぃぴぃ！(こっち！！)


『ありがとう！』



走れ…走れ…！！






いた！！



『鏡花ちゃ…！！』



尾崎「両親を…”惨 殺したのだからな”」



鏡花ちゃんの持っていた携帯が落ちる
そして夜叉白雪は消えてしまった



『異能力…天羽々斬』



私は何の迷いもなく虎へと姿を変え
鎖鎌の鎖を投げる



尾崎「ほほほ…Aかえ…？」


『鏡花ちゃんを離して下さい』


尾崎「お主も言うか…」


『鏡花ちゃんは鏡花ちゃんです
闇の花でも何でもない…可愛い鏡花ちゃん』


尾崎「お主も来るとよい…守ってやろうぞ」


『私は…守られるだけは嫌いです。』



「頭を下げてくださーい！」



やっと来た…！



国木田「良くやった…A」


『私は何もしていませんよ』



わぁー！！国木田さんに名前呼ばれたっ！！
…あっ敦くんは…！？
あ、大丈夫そう…痛そうだけど…。



「ねぇあの子じゃなーい？」



声のする方を見ると組合の人間
そうか…確か上に…！



『皆下がって！！！』


中島「！上に何かいます！！」


尾崎「撃て！！」


『きゃっ…国木田さっ…！！』



ﾄﾝと国木田さんに押され柱の後ろに隠される
真逆…私も狙われていた…？？




「あーあ、あの子逃げちゃった」


「一緒に死ねば良かったのに」



未だ出ちゃいけない…、



気配が消えたのを確認して私は柱から出る
アニメで見たのと同じ光景…。
与謝野さんに連絡しないと……。



『もしもし…与謝野さん…怪我人です…、
私ですか…？私は大丈夫です…はいでは。』



異能力を持ち乍守られて…、
私が麗子の事を考えていたから…？
麗子のせいじゃないのは分かってる。
之は…白黒着けられない私の責任だ。



『……さようなら。』



少しだけ…皆から離れさせて下さい。

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