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Twenty two−守りたいのならば− ページ23

やばい。


これはかなりやばい。



『ガハッ……!!』


「ふん…口程にもねぇな。」



事は遡る事約一時間前。
私は普通に外にいた。そう普通に。
そうしたら急に腕を引かれ
挙句の果てには倉庫に連れてこられて
今に至る…ボコボコだ。



「お前、あのポートマフィアの人間だろ?」


『其れが……何よ』


「お前みたいな奴しかいないなら
ポートマフィアなんて潰せるな笑」



皆忙しい…私がどうにかしないと…
でも今私は鎖で繋がれて…、



「このまま楽しむかァ…?笑」



薄ら笑いを浮かべ私の元に歩いてくる男達
気持ちが悪い。



「あまり騒ぐなよ…?」



気持ちが悪い男に頭突きをお見舞いして
私は異能力を発動させてみる…いける…!



『さぁ……ポートマフィアに手を出した事
ポートマフィアを侮辱した事後悔しなさい
そして…その命で贖いなさい。』



それだけ告げ私は男達を切り裂いていく



「クソッタレ!!」


『っ……!!』



パンッと乾いた音がしたと同時に
わたしの身体が貫かれる
後ろから…迂闊だった…、



「残ってる奴等でそいつをやっちまえ!!」


『離…せ…!!』



その後の意識も記憶も正直無い。
でも目が覚めると私は何も纏わず
生まれたままの姿で、身体中紅い痕が残っていた



『……洋服…ボロボロだ、』



誰かに連絡すべきか…どうしよう。
誰なら頼れる…、いや頼る必要は無い?
どうせ誰も助けてくれない…?



『……クソッ!!』


中島「……いました!!」


太宰「大丈夫かいっ!!」


『武装…探偵社…、』



私は太宰君の外套を掛けられて
一応身体は隠せた



『……何で、分かったの』


太宰「血の匂いがしたからね」


『……そう』


中島「大丈夫ですか……?」


『大丈夫。有難う』


太宰「今すぐ中也にでも連絡…」


『止めて。』


太宰「……どうしてだい?」


『私だけで済んだのならいいの。』


太宰「彼等はそんなに弱くないだろう?」


『分かってる』


太宰「なら『其れでも言える訳ない』……」


中島「あの…取り敢えず探偵社に…」


『武装探偵社にお世話になるつもりは無いよ』


中島「其れでも!!」


『今のこの状況分かってる…?
私はポートマフィア、貴方達は武装探偵社。
敵同士なんだよ…?!』


中島「…其れでも、」



敦君の目は悲しげな、でも真剣で何も言えない



中島「其れでもAさんは優しい人です」



全く…馬鹿じゃないの
ふわりと意識が飛んで私は倒れた

Twenty three−武装探偵社−→←Twenty one−組合の人間−



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作品ジャンル:アニメ
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suno - 神ですか? (2020年3月30日 14時) (レス) id: d57e330a5c (このIDを非表示/違反報告)
エース(プロフ) - この作品凄く面白いです!続き待ってます! (2020年2月28日 22時) (レス) id: b42abade94 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レイズ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年2月27日 17時

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