Twenty one−組合の人間− ページ22
『組合…ですか』
森「最近こっちに来ているらしい」
『だから接触するな…と、了解しました。』
森「話が早くて助かるよ」
私は会わないよ。
会うのは森さんだからね
『さてと……暇になっちゃったなぁ…』
最近仕事も無いし…詰まらない。
泉ちゃん探し…しようかな
いや森さんと会うんだっけ…じゃあ駄目だ。
『尾崎さんの所に行こう…。』
お茶くらい出してくれないかな…なんてね
そう思い尾崎さんの部屋に行く
コンコンッ
尾崎「開いておる」
『失礼します』
尾崎「如何したのかえ?」
『最近仕事が無いので…正直暇でして…』
尾崎「ほほ…素直じゃな」
『はは……、』
尾崎さんは優しくて良い人。
他の人が怖いとかそういう訳じゃない
唯一度光を望んだ人だから…そう思う
尾崎「紅茶で良いか?」
『はい、有難う御座います』
尾崎「……何か隠しておるな」
『!……私が…ですか?』
尾崎「言ったであろう、素直だと」
私の隠し事…其れはきっと中原君にもし悩み事。
『大した事では無いですよ』
尾崎「話してみるが良い」
『……もし私が光の世界で生きていたなら、
如何やって生きて、何を見ていたのかなって。』
これは率直な意見。
尾崎「生きたいと…思うのかえ」
『思えませんよ、こんな手ですからね』
尾崎「お主は光でも生きれると思うぞ」
『!……冗談は止して下さい…、
私のこんな手で…光の世界など…
きっと父に片腹痛いと笑われて……あっ……、』
尾崎「願いと本質は違うぞ」
願いと本質……。
駄目だ私は光の世界で生きたらいけない。
_"お前なんぞ我が家の風上にも置けん!!"_
_"お前を我が家から追い出し新たな子を…"_
尾崎「…如何した」
『私…小さな会社の社長の娘だったんです
会社を大きくする為には跡取りが必要だった
でも…産まれたのは私だったから…
蔑まれて生きてきました
もう…そんな思いはしたくないんです。』
紅に染まったこの手はきっと認められない。
それならばポートマフィアにいる方がいい
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suno - 神ですか? (2020年3月30日 14時) (レス) id: d57e330a5c (このIDを非表示/違反報告)
エース(プロフ) - この作品凄く面白いです!続き待ってます! (2020年2月28日 22時) (レス) id: b42abade94 (このIDを非表示/違反報告)
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