偽りの兄妹【ハリー・ポッター と賢者の石】

18話 ページ20

貴女サイド



ジョフレ)やあ、おはよう！！

貴)おはよう、フレッド、ジョージ。



私とハーマイオニーが席につくと、斜め向かい

の席から双子が声をかけてきた。



フレ)お嬢、昨日はよく眠れたかい？

貴)ええ、よく眠れたわ。フレッドは？

フレ)俺はバッチリさ！早くお嬢と話したくてうずうずしてたけどね！



そういうフレッドに、私はクスクスと笑ってし
まう。



ジョ)フレッド、早く次の悪戯の準備をしないと間に合わないぞ！

フレ)そうだった！じゃあ二人共、またな！

ハー)…とても騒がしい人達なのね、ロンのお兄さんって。

貴)ええ、そうみたい。


ハーマイオニーと顔を見合わせ苦笑いする。


ハリ)おはよう、二人とも。

ロン)おはよう……。


後ろから、寝癖がついたままのハリーとロンが
立っていた。


ハー)あら、遅かったのね。何してたの？

ロン)広くて、道に迷っちゃったんだよ。

貴)まあ、それは災難だったわね。

ハー)あ、私はもう行くわね！次の授業の予習をしなくちゃ！

ロン)予習！？よくやるよ。

貴)次の授業、マクゴナガル先生だから。あの先生怖そう。


ハーマイオニーは大広間から出て行ってしまった。私はもう少しハリーたちと話してから行くことにした。









ハー)あら、ヴィオラ。意外と早いのね！

貴)ええ、先生に怒られるのは嫌だもの。


教室に行くと、まだ生徒はまだらだった。
ハリーとロンは、まだ来てないみたい。


ハーマイオニーと話をしていると、段々生徒が集まり、残るはハリーとロンだけになった。


貴)ねえ、ハリーたち遅すぎない？

ハー)もう先生来ちゃうわよ！……あ、大変！もう来ちゃったわ。


タイミング悪く、マクゴナガル先生が来てしまった。そして、話しながら自分を猫に変化させる。

すると、ハリーが勢いよく扉を開けた。


ハリ)ロン！速く！

ロン)ふぅ、間に合った！遅刻するとマクゴナガルがどんな顔を……

貴)ハリー、ロン。もう先生来てるわよ。


教室の前方を指さす。マクゴナガル先生が変化をとき、ハリーたちにむかい怒鳴った。

ハリーとロンは、ビクビクしながら私の隣に座り、授業を受けていた。

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