私は野坂悠馬の姉２【アレスの天秤】 (ページ13)

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63話ページ13

タツヤside

明日奈さんがヒロトの相手をするって言っていたけど、どうやって相手をするのか

みんな気になっていたみたいだ

南「見に行ってみねぇか？」

涼「そうだな。私もなにしているか気になる」

熱「あ！ここでやってるよ！」

よく見るといつもの倍以上の必殺シュートを放つヒロトの姿と、何か考え事をしているのかそのまま突っ立っている明日奈さん

基「(あのままだと激突する！)」

そう思った途端明日奈さんが円堂さんの必殺技〔ゴットハンド〕を出した

その後みんな明日奈さんに見つかって練習に戻った

でもその時のヒロトの顔とても楽しそうだった

あんな顔俺たちの前でも見せてくれたらいいのに…

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夢主side

『ヒロト様、もうこの喋り方終わってもいいですか？』

ヒ「あ？別にいいぜ」

『ふぅ…やはりこの喋り方は堅苦しくてなれないな』

ヒ「そうか。なあ明日奈さんってGK以外にも何かできんのか？」

『できるぞ。何だったらFWやってやろうか？』

ヒ「本当か！？だったらシュート打って見てくれよ！」

『わかった。じゃあいくぞ？』

『〔ザ・エクスプロージョン〕』

ドゴーン

ヒ「は…？」

『…すまない。やりすぎてしまったな。総帥に頼んで直してもらうか？』

ヒ「おい、今の俺の技だよな？あんな威力でねぇぞ？」

『サッカー歴が違うからな。そろそろ帰るか？』

ヒ「ああ。てかその格好でサッカーして苦しくないのか？」

『ああ平気だ、別にこの格好でも苦はないからな。なんならこれから吉良ヒロト専属の執事でもしてやろうか？』

ヒ「ぜひ(ｷｯﾊﾟﾘ」

『あはは…そんなきっぱり言うな。嘘に決まってるだろ？まだ中学生なんだから』

ヒ「チッ」

『じゃあ俺は帰るよ。またなヒロト』

ヒ「おう…」

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〈帝国寮〉

『ただいま』

佐「明日奈さん！こいつどうにかしてください！」

『こいつ？』

？「やあ明日奈さん久しぶりだね」

『野坂悠馬！？』

源「こいつが明日奈さんに会いたいって言って聞かないんですよ」

『…わかった。お前たちはもう寝ろ、こいつの相手は俺がする。いいな？』

帝国「「はい！」」

ガチャ

『で、なんのようだ悠馬？』

野「いいや、久しぶりに姉さんに会いたかっただけだよ」

『それだけでこっちに来るなよな…』