【完結】[ﾂｲｽﾃ]人魚姫は魔女に恋焦がれⅡ-Azul- (ページ29)

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『え？RSA生が視察編入？』

アズール｢はい、マジフト大会や先月の交流会が
幸をなしたらしくお互いの学力向上も兼ねて
交換編入するそうです。
こちらからはヴィルさんやリドルさん方が
あちらからも1名女生徒が来るそうです｣

フロイド｢うぇ～めんどくせ……｣

アズール｢学園長たっての願いで僕が彼女に
色々お教えする事になりましたので
暫くは忙しくなりそうだと伝えたくて｣

呼び出された私は一通り聞いた内容に納得した
さっきから聞いていてもNRC生として
問題も起こさず成績が優秀な人ばかり名に上がる

『わかりました(ﾆｺ)』

アズール｢すみません、A
大体2-3週間ほどの実地調査らしいので
その間寂しい思いをさせるかもしれませんが…｣

『いえ、私も丁度大きな仕事が入って
その時期は忙しいと伝えようと思ってたので』

ジェイド｢この間ヴィルさんがマジカメに上げていた
内容ですね？｣

『えぇ』

有名なドラマ監督がヴィル先輩をいたく気に入っていて
元々歌手として名が広がり始めていた
私にも興味があったらしい
ひょんな事でヴィル先輩と私が直接的な上下関係と
知った監督は是非ともと友情出演を依頼してくれた

ヴィル｢突然の話だけどアンタも女優として
デビューするのにいい作品だと思うわ｣

そう背中を押してくれた先輩の顔も立てて
私は快諾した

フロイド｢Aベタちゃん先輩とドラマに出んのー？
いーじゃん♪放送日わかったら教えてー｣

そう抱きついてくるフロイドの頭を軽く撫でる

アズール｢そうでしたか。わかりました、じゃあ暫くモストロラウンジのシフトは抑えておきますね。
後フロイド、あまりベタベタしないように｣

相変わらず口をあーと開けるフロイドは
アズールにそう言われるなりムスッと頬を膨らませた

フロイド｢別にいーじゃんこのくらい｣

アズール｢Aは僕の番なんだ、不愉快になって
当然でしょ？｣

フロイド｢ちょっとしたスキンシップじゃんかー
……A、これどうしたの？｣

『え？』

アズールと言い合いながらも
私にベタベタとくっついていたフロイドは
一点を見つめるとそう聞いてきた

フロイド｢……(ｽﾝｯｽﾝ…)ﾁｯアズールってぇ
ほんっっっと感じ悪い｣

アズール｢おや？今更ですか。
言ったでしょう、【番】だと｣

フロイド｢Aわかってんの？｣

『？えっと……』

ジェイド｢おやおや、これは｣

『え、何？本当に怖い』

ジェイドも私の後ろに回りフロイドと
同じ場所に視点を落とす