検索窓
今日:12 hit、昨日:8 hit、合計:37,546 hit

九九 ページ10

.



【視点→A】 5月12日 16:45



真ちゃんに「好きなやつ誰やねん」って聞かれて、ちゃんと答えたのに……真ちゃんは、不服なようで。

ずっと黙っている。



暇だ



図書館の本は…さっきネタバレを食らったので、読む気が失せた。

ヒマヒマなのだよ〜。



こういう時は、九九を唱えると良いって幼馴染が言ってた。取り敢えず、9の段やっとくか……



「くいちがく…くにじゅうはち…くさんにじゅうさん…」

「27なのだよ」

「あ、マジ?」



ではでは、気を取り直して。



「くさんにじゅうしち…くしさんさんじゅうに…」

「36なのだよ」

「あ、マジ?」



じゃあ気を取り直して……って



「真ちゃん……物知りだね」

「大抵の中学3年なら言えるのだよ馬鹿め」

「バカっ……!ヒドイよ真ちゃん!」



ナンダヨ!自分は頭良いからって!数学苦手な人の気持ち分からねぇんだろ!あん!?

と、1人でやさぐれていたら、真ちゃんがボソッと呟いた。



「少しなら教えてやらんこともない」

「し、真ちゃん……!」



このあと滅茶苦茶勉強した。



無視と勘違いは程々に→←精神ズタボロなのだよ……



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (25 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
39人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , 黒バス , 緑間真太郎   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:早咲サクラ | 作成日時:2014年5月16日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。