行くぞ！ ページ24
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鏡を抜けて無事NRCに辿り着いた一行は、鏡が沢山ある鏡舎と呼ばれる施設を出ると、そこには先にNRCに来ていたフロイドが立っていた。
「ラッコちゃんオッケーだって。ウミヘビくんは嫌そうな顔してたけど」
「はは。ジャミル先輩の嫌そうな顔が思い浮かぶ」
エースはそう笑った。しかしこの場にはまだAが見たことのない人はいなかった。つまり、まだ『カリム』と『ジャミル』と呼ばれる生徒はいないという事だ。
「まだ準備をされてるところですか？そろそろ行かないと時間がn」
Aがそう言っていると、ちょうどのタイミングで、
「悪い！退いてくれ〜！！！！」
と、鏡舎の中から小さい声がしたと思うと次の瞬間、ドガン！と大きな音を立てて扉を開いて登場したのは、
「あっぶねぇ！！ジャミル先輩何してるんすか！！」
「違う、俺じゃない！カリム！危ないだろ！」
「悪かったって。みんな大丈夫か？」
魔法の絨毯から降りた2人は、肌が褐色系でどこか熱砂の国を思い出させるような見た目の青年だった。
「オレはカリム・アルアジームだ。よろしくな！」
カリムに差し出された手をAは握った。「待てよ、アルアジームってあの豪商のアジーム家？」そうAは考えていた。
「俺はジャミル。カリムの従者でスカラビア寮の副寮長だ。カリムが寮長」
Aはあんな危険運転(絨毯)をする人が、寮長など務まるのかとは思ったが、それは口にしなかった。
「カリムを面倒ごとに巻き込むのはやめて貰いたいところだが…今回ばかりは仕方ない。ほら、さっさとトレイ先輩のところに行くぞ」
「おう！フロイド、A、早く乗れ！」
ジャミルとルークはそれぞれ箒にまたがり、カリム、フロイド、Aの3人が絨毯の上に座った。布が宙に浮いているはずなのだが、地面は安定していた。
「じゃーAさん。またね。うまく行ったら遊びに来てよ」
「また会いましょう！」
「ありがとね、エース、デュース」
「うちのフロイドとジェイドを頼みました」
「ええ、任せてください」
Aが最初にNRCに来た時に声を掛けてくれた2人。トレイの珊瑚の海行きを助けてくれたアズール。また仲間と離れることになったが、きっと大丈夫。
「絶対に会える。そんな気がするよ」
「さあ行くぞ！絨毯！」
カリムがそう叫ぶと、絨毯はふわりと浮いて、だんだん砂浜の方へ動き出した。
エースたちの姿が見えなくなるまで、Aは手を振り続けた。
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さーも(プロフ) - 巫香渚さん» バースデーは比較的来てくれるような気もしますけど推しになるとこないですよね笑ギリギリまで頑張ってください！！ (2021年7月29日 21時) (
レス) id: 3e0f107a18 (このIDを非表示/違反報告)
巫香渚(プロフ) - おじたんが二十連で…！羨ましいです。私も二十連したのですが、来てくれませんでした．8月1日まで粘るつもりです。 (2021年7月29日 18時) (レス) id: 254cdf7334 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さーも | 作成日時：2021年7月2日 21時
