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剣士でありながら、

整った顔

まっすぐ射抜くような瞳に耐えきれず、目を瞑ってしまう。



抵抗のつもりで掴んだ腕も甘えてるように思われてないか、なんて考えてしまって力も入れられず、離すことも出来ない。



これはどういう状況なんだろう、傍から見れば、外でイチャつくバカップル…?



外でこんなことしてるなんて、公然わいせつ罪じゃないだろうか。警察がこんな事していいのか。




余計な考えが頭の中をかけめぐっている。


でもそんなもの、すぐに全て止められてしまった。




見開いた先には、してやったり顔の沖田総悟。








「あああああああああああああああ!!」




頭で無駄に再生してしまい顔が燃えるように熱い。





ずっと夢に見ていたファーストキス。





こう、もっと綺麗なものだと思っていた。

いや、あの、漫画のような強引なものも憧れたりしたけど。



いざ自分の番になると、不本意なキスに不満を抱いてしまう。

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作者名:wake | 作成日時:2019年3月23日 17時

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