幻王、今此処に再び舞い降りる《壱》 (ページ49)

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寸胴丸「此処は・・・ずっと前から地元の人に愛されてきたんだ・・・中でも、店主自慢のボリューム満点大盛りラーメンは凄い人気だった」

カルト「(俺は知らなかったが・・・まぁ俺自身、ラーメンあまり食べない方だからだろうな)」

寸胴丸「数十年が経ち、店主は年老いて・・・肩や腰を痛めながらも、作り続けてきたんだ」

カルト「でも、限界を感じ閉店したと？」

寸胴丸「ああ。それから俺の心は、カラになった寸胴と同じような・・・満たされてない状態だった。そして気づけば・・・妖怪になっていたんだ」

カルト「・・・」

「カルト視点」

もったいない男・・・もとい、寸胴丸はあんな事したくてした訳じゃないのか・・・

カルト「なにはともあれ、あんな姿が見えるようになる前にふぶき姫を帰らせれて良かった・・・」

ふぶき姫みたいな女性に、あんな姿見て嫌な思いしてほしくないからな

カルト「ナツメは・・・まぁウィスパーとかで見慣れてるだろうなにもしなくて大丈夫・・・だよな？」