幻王、今此処に再び舞い降りる《壱》 (ページ16)

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第2話「死者の乗る自転車」ページ16

「カルト視点」

カルト「・・・(やはり・・・気配を感じない・・・)」

この地に封印されている筈の・・・"彼奴"の気配が・・・

カルト「(妖力が尽きて死んだのか？いや、それは無いか・・・)」

となると・・・

カルト「封印が弱まって逃げ出したのか？」

なんて事だ・・・

カルト「なにもしなければ良いが・・・」

ﾋｭｯ

ｯ!

ﾀﾝｯ

ﾄﾞｺﾞｫｯ

ｽﾞｻﾞｧｧｯ

カルト「お前・・・いきなりなにしやがる！」

？「なにって・・"邪魔者の排除だ"」

此奴・・・

カルト「邪魔者だと？俺はお前の恨みを買った覚えとかは無いぞ！」

？「ああ、恨みとかなんて無いさ・・・ただ、"土蜘蛛を従える程の人間が居るとフクロウから聞いてな"」