短編7ー1 初々しいとは正義です ページ26
Aside
今日は野坂くんと一緒に帰る日だ
私は校門の前で待っている。野坂くんとはクラスが違うからいつもここで待ち合わせている
昨日つくしちゃんがいった言葉を胸に、今日は野坂くんと大人なステップを踏むんだ
野坂「Aちゃんお待たせ」ニコ
A「わっ野坂くん！」
野坂「なにか考え事？」
優しく微笑む皇帝はいつ見てもカッコイイ
A「う、ううん、なんでもないよ」
野坂「そっか、じゃあ帰ろうか」
A「うん･･･！」
野坂くんは私よりも背が高い。サッカーをしている為かスタイルもよく、もちろん顔も整ってる
今日は部活が休みのため、野坂くんと一緒に帰れるというわけだ
A「野坂くん･･･」
野坂「ん？」
野坂くんはいつも私に笑顔を見せてくれる。そういう所も大好きだ
A「あの･･･//」
野坂「どうしたの？Aちゃん」
A「えっとー･･･///」
ん？思ったけどどうやって言えばいいんだろう
A「･･････///」
野坂「･･･？」
A「わ、私と！！」
A「大人のステップを踏みませんか･･･！/////」
野坂「え？」
A「野坂くんと私、大人のステップを踏みたくて！///」
ーーーー
野坂side
僕の聞き間違えだろうか
顔を真っ赤にしていうAちゃんを見る限り、聞き間違えでは無いことは分かるけど
野坂「えっと、Aちゃん？誰かに何か言われた？」
A「え？！///」
野坂「どうしてそんなことを急に･･･？」
A「え？//私、変なこと･･･言ったかな･･･？////」
野坂「･･･変ではないよ」
変ではないけど
少々問題な発言だということはわかっているのかな
A「大人なステップを踏みたいなって･･･////」
野坂「･･･Aちゃんのいう大人なステップってどんなの？」
A「え？えっと･･･手を繋いだりとか･･･////」
安心したような少し残念なような。
野坂「じゃあ手を繋ごうか、Aちゃん」
僕はAちゃんの手を取る
A「/////」
真っ赤になっているAちゃんが可愛くてしょうがない。僕も少し照れくさくなってしまう
A「･･･野坂くんと手繋ぎたくて･･･でも緊張して繋げなくて//////」
野坂「･･･ちょっとストップ」
僕はなんだかAちゃんの顔が見れなくなった
A「野坂くん、熱い？顔が･･･」
野坂「うん、少し熱いかもね」
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作者名：桃香 | 作成日時：2019年12月24日 20時
