短編3ー3 デート ページ11
Aside
まさかまさかで野坂くんが私が誘った遊園地に行ってくれることになった
嬉しい嘘みたい
明日だけは1番可愛くいたい
私はお風呂を済ませ、足をばたつかせ、ぬいぐるみをぎゅっとする
野坂くん、どういう格好してくるんだろう、何来ても似合うからな
A「は!」
なんの服着ていこう、どうしよう、どんな服好きなのかな
A「これかな、これかな・・・」
私は白い襟付きのワンピースにピンクの細いリボンがついた服を見る
A「・・・これにしよう」
私は明日の髪型を決めるために動画を見て、何回もほどいたり、縛ったりを繰り返した
ーーーーーー
デート当日
A「・・・・・・よし!」
私は昨日選んだ服と、ハーフアップ、ヒールの低いブーツで外へ出る
が、いつものように足が動かない
野坂くんと待ち合わせしてるのはここから2つ奥の駅前
ふーっと深呼吸をしたあと私はぎこちなく歩いた
ーーーーーー
野坂side
僕はAさんと待ち合わせしている駅につく
女の子と一緒に出かけたりなんて初めてだったりする
初めてがAさんで良かったなんて思ったりしている
待ち合わせの15分前、この時間は長いのか、短いのか、分からないがとにかく落ち着かない
A「お、お待たせ、野坂くん・・・!」
野坂「・・・Aさ・・・」
振り返るとそこにはいつもとは違う、僕の知らないAさんがいた
野坂「・・・」
A「野坂くん、か、かっこいいね、似合ってる・・・」
何を言ってるんだい
僕の前に立っている君は何倍も魅力的だった
野坂「・・・・・なんだか新鮮だね」
A「う、うん!///」
野坂「よく似合っているよ」
僕にもわかるくらいブァァッと赤くなるAさん
A「あ、ありがとう・・・」
だんだんと声を小さくしていうAさん
野坂「行こうか、Aさん」
A「は、はい!」
野坂「はは、緊張しなくていいよ」
A「・・・そんな・・・無理だよ・・・///」
野坂「・・・」
Aさんは僕を揺さぶるのが上手いな
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作者名:桃香 | 作成日時:2019年12月24日 20時