コンプレックス9 ページ11
パフォーマンスが終わり3人が呼吸を整える
友也「なんか踊りにくかった」
創「僕もです」
光「俺もなんだぜ」
本人達も実感はあるらしい
『に〜ちゃんがリードしてるから』
「「「えっ?」」」
1年生3人が口を揃えて問いかけてくる
『に〜ちゃんがパフォーマンスのリードをしてくれてるから皆んな踊りやすかった。だから、に〜ちゃんがいなくなると踊れなくなっちゃうんじゃないかな?』
友也「そっか!確かに、に〜ちゃんがいる時はに〜ちゃんを基準にして動いてたかも!」
創「凄いです!」
光「俺達にも分からなかったのに、それを見つけるなんてカッコイイんだぜ☆」
なずな「お前はきっといいプロデューサーになれるよ!おれが保証する」
小さい頃から褒められたことなんてない。だから、どんな反応をすれば正解なのかが分からなくてそのまま俯いてしまった。そして、その場の空気が重たくなったように感じた。誰も何も言わないし動かない。また前のようになるんじゃないかと怖くなって教室を飛び出してしまった。これじゃ、前と同じ。友也くんと友達になって少しずつ変われたかもなんて錯覚に過ぎなかった。後ろを振り向くも誰も追いかけてこない。まだ覚えてない校舎を適当に歩いた
北斗「Aか?」
突然後ろから声がして振り向くと北斗さんがいた。それと、オレンジ色の髪の人も
??「この子、ホッケ〜の知り合い?」
北斗「この前、ちょっと話した程度だ」
スバル「そっかそっか!俺は明星スバル。よろしくね☆」
『ええと、日々樹Aです。よろしくお願いします』
スバル「日々樹って…」
北斗「部長の妹だ」
明星先輩の興味津々な目を見て戸惑ってると北斗さんが間に入ってくれた。質問攻めをする明星先輩を落ち着かせた北斗さんが話を切り出した
北斗「友也からAがどっかに行ってしまって、探すのを手伝って欲しいと連絡を貰ったから、探してたんだ」
スバル「俺も、しののんから同じような連絡貰ったんだよ!あっ、ウッキ〜とオッちゃんも探してるんだった!見つけたって連絡しとかないと!」
謎の名前…というかニックネームが、沢山出てきたけど無視でいいのかな?取り敢えず、先輩達にまで迷惑かけてしまったんだ…
『迷惑かけてすみません』
北斗「特に予定もなかったから問題ない」
『ありがとうございます』
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作者名:M-M-N | 作成日時:2020年3月5日 11時