まわりのイケメンをどうにかしてくれ 2【あんスタ！×A3!】

第四十六話 ページ3

森「なんで2日も休んだのよー」


『ごめんごめん、ちょっと企画書作りに夢中になっちゃって』


森「もぉ…もう金曜日だし、明日からまた休みだってのに…今週休みすぎなんですけど〜。あっ、その唐揚げ美味しそう」


『すんません！そしてこの唐揚げはやらん！
臣さんの愛がつまっとるんじゃ！たぶん！』


森「たぶんかよ…それに火曜日だってアンリがAに話しかけようとしてたのに走ってっちゃうしさぁ〜」


『えっ！嘘！』


森「ほんとほんと。〈松川さんは忙しいからまた今度にするよ。僕は大丈夫…〉って言ってたけどね」


『それアンリくんの真似？』


森「どう？似てたっしょ」


『……アンリくん探してこよーっと』


森「スルーすんなよ！」






.






.






どこにいるのかなアンリくん…？

誰に聞いても見てないって言うし

そういえば誰かと一緒に食べてたりするの見たことないな…






.





.







『まぁ、ぼっち弁の定番といえば屋上でしょ』





本当にそうかは知らんけど









ガチャ…








立石「…」







ほんとにいたー！！！

マジのぼっち弁…

いや、あえて1人なのかもしれない！！

学科で1、2を争うイケメン・アンリくんが友達がいないってことはない！！

だって男女問わずみんな好きだし！！人気だし！！






『あ、アンリくん…？』


立石「…」







無視されたー

結構ショックなんですけどー






てか、なんか見てるよね…？

いつになく真剣だし

集中してて気付いてないだけだよね…そうだよね！ね！！








立石「ハァ…」








ため息ついてる姿さえも美しいとか

イケメンは毎日一様見てるんだけど、心までイケメンの人ってやっぱりもうなんか違うよね、うん←








『あっ』







台本読んでるのか

やっぱり集中してて気付いてないだけだよ！そうだそうだ！！

でも銀河鉄道の夜ではない気が…








『このタイトル…』


立石「ハヒィィィィ！？」


『すんごい声出たね』







あっ、自分いつの間にアンリくんのめっちゃ近くにいた






立石「びっくりした…」


『ごめんごめん、驚かせるつもりじゃなかったんだけど…ねぇ、その台本』


立石「恋愛ドラマの台本だよ」


『そのドラマ知ってるよ』


立石「見てる？」


『知り合いが出てるから一応ね』







天馬が主役のあの甘々なドラマね







立石「実はね、このドラマに途中からだけど出ることになったんだ」


『へー…えっ？』

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