まわりのイケメンをどうにかしてくれ 2【あんスタ！×A3!】

第四十五話 ページ2

古市「…少し席を外してもらえないか」


『わ、わかりました…』









バタンッ…








お・い・だ・さ・れ・た







もうほんと、心臓に悪いからやめてェェェ！

ジラさないでェェェ！







多数決とか取っちゃうの？

これで受けてもらえなかったらこの企画、最初から練り直しなんですけどぉ…

どんな条件付きでもいいからァァ！！









古市「もういいぞ、入ってこい」









あれ？はやくね？

いや、ジラさないで欲しいとは思ったものの

そんなに皆の意見合致しちゃってるんですか？









古市「この依頼を受けるにあたって、一つ条件を付けさせてもらいたい」


『なんでしょうか…』









やっぱりか…

さ、ドーンとこーい！！！









古市「利益の3分の1を松川Aに譲渡する」


『なーんだ、そんなことですか。私に利益の3分の1譲渡…ってえぇぇぇぇぇぇ！？』


古市「これには全員賛成してる」


『えっ、ちょっ、まっ、ハァァァァ？？？』









What do you mean？？？

それってMANKAIカンパニーになんの利益もないじゃん！！








立花「私が来る前、借金を返済してたのはAちゃんなんでしょ？」


『う、うん…』


古市「カンパニーが稼いだ金で払うのが普通だ。お前が立て替えるのはおかしい」


松川「ウッ…」


立花「今まで払ってきたお金は、Aちゃんが頑張って働いてもらった大事なお金でしょ？」


高遠「ましてや、未成年に払わせてたなんてもってのほかだろ」


亀吉「ｿｳﾀﾞｿｳﾀﾞｯ‼!」


松川「ウゥゥ…Aちゃん！本当にごめんなさい！」


立花「でもきっと、Aちゃんがちょっとずつでも返済しててくれなかったら、この劇団はなくなってた」


佐久間「家族に出会えなかった」


皇「…トラウマを乗り越えられなかった」


摂津「本気になれるもんを見つけられなかった」


月岡「またこの世界に戻ることもなかった…みんなそれぞれの思いがあると思う。

だからね、Aちゃん。俺たちは君に、恩返しがしたいんだ」









.









『ハハッ…』


碓氷「急に笑い出してキモい」


『ヒドイな…いや、こんな展開になると思わなかったからさ。みんな優しすぎでしょ…』


立花「ごめんね、本当は全額渡したいんだけど…」


古市「1ヶ月となるとこっちの生活費がな…」


『ううん、十分嬉しいよ…




それじゃあ改めて…私の依頼、引き受けてくださいますか？』

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