【文スト】誰か治で中也を殴って呉れない？

敦くんHappy Birthday！ ページ23

『今日は何の日か知ってる？』

太宰「子どもの日。」

中原「ゴールデンウィーク。」

書類に目を通しながらサラリと答える治とイライラしながら答える中也。
そう、私達にカレンダー通りの休日など無く、今日は通常通り仕事だ。
普通の高校生(作者)とかだったらカラオケ行ったりイベント行ったり映画を見に行ったりするんだろうけどマフィアには関係ない。

『ちーがーうーよー！』

太宰「遊んでるヤツらを呪う日。」

『お前何時も遊んでるじゃん。』

コホン、と咳払いを一つして仕切り直す。
今日は＿＿＿＿＿

『敦くんの誕生日です！』

中原「誰だそれ。」

『中也には人虎って言えば通じるかな！』

中原「いや、分かんねぇ。」

太宰も誰の事かと首を傾げる。
え！？お前が助けたのに！？

太宰「まぁいいや、なんか嫌な予感がするのだけど………」

『ふふっ………ということで！敦くんを拉致ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ……連れてきました！』

中原「今拉致っつったか。」

中島「びぇぇえええん」

中原「泣いてんじゃねぇか！」

中也の声に驚いたのか、１度泣きやみ、そしてまた泣く。

太宰「ちょっと！！まだ連れてきちゃダメな子でしょ！？本来会うはずない子でしょ！？」

※１２歳の敦くんでお送りしております。

太宰「はぁ、君も泣き止み給えよ。」

そう言って無造作に敦くんの頭を撫でる。
やだ、絵になるっ！ムカつくっ！

『いきなり連れてきてごめんね。そこのチビ怖いよねぇ。』

中原「あ”ぁ？」

暫くして漸く泣き止んだ敦くん。

太宰「で、連れてきてどうするつもり？」

『んー特に考えてなかった。』

中原「本当適当だな………」

じゃあ帰してこよう！と言って治から敦くんを受け取り、返しにいく。





＊




今は耐えて

耐え抜いた未来にきっといい事が待ってるから


だから、今は＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



敦くんHappy Birthday！！
君に幸あれ！

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