３話 ページ3
飛行船には下層のBデッキ、上層のAデッキ、さらにその上にはスカイデッキがあり、コナン、昴、A、蘭、阿笠博士、園子、灰原、歩美、元太、光彦はAデッキのラウンジに設けられた傾斜した長い窓から、眼下に広がるトロピカルランドを眺めていた
元太「トロピカルランドだ!」
光彦「お城が小さく見えますね!」
歩美「おもちゃの遊園地みたい!」
元太、光彦、歩美がはしゃぐと、園子も「うーん、絶景、絶景!」と満足そうに眼下の景色を眺め、蘭はラウンジで背中を向けて座っている小五郎に声をかけた
蘭「お父さん、すごい景色だよ。ねえ、こっち来て見れば？」
小五郎「うるせえ!今考えごとしてんだ!」
小五郎は背中を向けたまま叫んだ
その顔にはじっとりと汗がにじみでている
『そう言えば、小五郎さんは高いところが苦手だったね』
小五郎「そんなんじゃねぇ！」
Aの言葉に小五郎は必死で否定したが、展望用の窓に決して近づこうとしない小五郎を見れば一目瞭然で、コナンと昴はハハハ……と笑った
歩美「キッドさんはいつもこんな景色を見てるのかなあ」
光彦「うらやましいですね」
歩美と光彦が話す横で、元太が「でもよぉ……」と園子を見た
元太「キッド、ホントに来んのか？」
園子「来るわよ。次郎吉おじ様の所にちゃんと返事が来たんだから。ほら!」
園子は携帯電話を取り出し、写メしたキッドの予告状を見せた
元太「えー、《へのご……んでお……けします》？」
園子「はぁ？」
園子が眉をしかめ、園子が携帯の画面を見る
園子「あんたねえ、ひらがなだけ読んでどーすんのよ!」
元太がエヘヘ…と頭をかくと、園子は「ったく。いーい？」と予告状を読みはじめた
園子「《飛行船へのご招待、喜んでお受けします。ただし、七十二歳のご高齢の貴方に六時間も緊張状態を強いるのは忍びなく、夕方、飛行船が大阪市上空に入ってからいただきに参ります。それまでは存分に遊覧飛行をお楽しみください。怪盗キッド》」
文面の最後にはおなじみのキッドの自画像が描かれていて、
園子「あ〜、私のこともいただきに来てくれないかしら、キッド様〜!」
頬を赤く染めた園子は携帯電話の画面に何度もキスをした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 146人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あお - たまに同じ文章が2回続くことがあります。改善すれば、文字数も少し足りるのではと思います。怪盗キッドには仲間がいるんですか？中森警部が「ヤツら」と言ってますが、もう１人怪盗がいるなら人物紹介などしてもらえたら嬉しいです。 (2023年4月6日 9時) (
レス) @page10 id: e2c1a012e2 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 続き気になります。更新頑張ってください (2022年4月30日 8時) (レス) @page21 id: 7b9ba0e34a (このIDを非表示/違反報告)
京川歌恋 - 更新ってもうしないのですか？影でずっと読んでていい作品だなと思うのですが。赤井さん大好きで！更新お願いします！もし良かったら天国へのカウントダウンもみたいです (2019年12月23日 0時) (レス) id: 9af56d7aaf (このIDを非表示/違反報告)
志恵 - 続きみたいです〜！更新頑張ってくださいね！あ,あと,リクです！時計仕掛けの摩天楼お願いします！ (2018年8月7日 16時) (レス) id: 5d474fb87c (このIDを非表示/違反報告)
れもん猫(プロフ) - 続きが見たいです！更新楽しみに待ってます…！ (2018年6月15日 19時) (レス) id: 193ec03bd0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Sorimachi
| 作成日時：2017年12月1日 22時
