１６話 ページ16
園子「おじ様、完全復活ね」
「「(しかも、お姉ちゃんって……)」」
コナンと昴もあきれた顔で小五郎を見つめる
園子と蘭の隣に座っていたAは沈んだ顔で赤井のことを考えていた
＿＿＿本当に赤井がキッドなんだろうか……？
「お待たせしました。生ビールです」
「お待たせしました。デザートのケーキです」
ウェイトレスとウェイターの声がして、Aはハッと顔を上げた
キッドが扮したそばかす顔のウェイターがAの前にケーキを置く
『あ、ありがとう……』
キッドは園子とコナン、昴、灰原の前にもケーキを置いていき、Aはその姿を目で追った
配り終えたキッドは一礼すると、配膳室へ戻っていく
園子「ねぇA。」
蘭「Aってば！」
『え？』
キッドの後ろ姿を見つめていたAは、園子と蘭の声で我に返った
園子と蘭がウェイターを見て眉をしかめる
園子「なに深刻な顔して見つめてんのよ」
蘭「あんな子がAの好みだっけ？」
『べ、別にそんなんじゃ……』
Aが頬を赤く染めると、園子と蘭はニヤリと微笑んだ
蘭「赤井さんに言いつけちゃおっかなあ」
園子「未来の旦那に！」
『だから違うって！しかも、旦那じゃないし！』
蘭と園子とAの会話を聞いていたコナンと昴がウェイターを見ようとすると、灰原と目が合った
灰原はそれ見たことかと目を細めてフッと笑い、ケーキを口にする
昴はバツが悪そうに目をそらし、コナンは隣のテーブルに顔を向けた
すると、隣のテーブルでは光彦、歩美、元太が飛行船の図面を広げて何やらこそこそ話している
光彦「ですから、このドアを開ければ、真ん中の通路へ出られるんですよ」
歩美「それで、前のドアから出れば……」
元太「行けるんだな!」
三人は顔を見合わせて、ウシシ…と笑った
そこへ阿笠博士がやって来て「君たち、どこかへ行くのか？」とたずねた
光彦「あ、いえ……このあと、部屋でトランプでもしようかなーって。エヘヘ」
光彦に合わせて歩美と元太も笑った
そのわざとらしい笑顔を見たコナンは昴に向かって「また何か企んでやがんな…」とつぶやいた
昴もチラリと光彦たちを見て「余計なことしなければいいが……」と言ってケーキを口にした
すると、突然、園子が黄色い声を張り上げた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 146人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あお - たまに同じ文章が2回続くことがあります。改善すれば、文字数も少し足りるのではと思います。怪盗キッドには仲間がいるんですか？中森警部が「ヤツら」と言ってますが、もう１人怪盗がいるなら人物紹介などしてもらえたら嬉しいです。 (2023年4月6日 9時) (
レス) @page10 id: e2c1a012e2 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 続き気になります。更新頑張ってください (2022年4月30日 8時) (レス) @page21 id: 7b9ba0e34a (このIDを非表示/違反報告)
京川歌恋 - 更新ってもうしないのですか？影でずっと読んでていい作品だなと思うのですが。赤井さん大好きで！更新お願いします！もし良かったら天国へのカウントダウンもみたいです (2019年12月23日 0時) (レス) id: 9af56d7aaf (このIDを非表示/違反報告)
志恵 - 続きみたいです〜！更新頑張ってくださいね！あ,あと,リクです！時計仕掛けの摩天楼お願いします！ (2018年8月7日 16時) (レス) id: 5d474fb87c (このIDを非表示/違反報告)
れもん猫(プロフ) - 続きが見たいです！更新楽しみに待ってます…！ (2018年6月15日 19時) (レス) id: 193ec03bd0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Sorimachi
| 作成日時：2017年12月1日 22時
