32話 ページ33
ペンキ缶の山が吹っ飛び、バイクが飛び出してきた!
コナンはボディバッグのスケボーをつかんだ
エンジンをかけ、急加速して廊下に飛び出す
階段を一気に走り抜けて表へ出ると、二台のバイクが追ってきた
日が落ちて薄暗くなった川沿いの道路を、コナンのスケボーは猛スピードで走り続けた
バイクは執拗に追い続けて来る
コナンは向かってきたトラックをよけ、路地を曲がった
バイクは二手に分かれ、一台がコナンを追い、もう一台は裏道に走り込んだ
コナンをはさみ打ちにするため、猛スピードで裏道を疾走していく
すると、上空から白い影が急下降してバイクに近づいた
バイクの男が気づき、銃を向ける
その瞬間___白い影が覆いかぶさり、バイクはスリップした
バイクから放り出された男が道路に転げ落ち、壁に激突する
その頭上を白い影が飛んでいったかと思うと、やがて夜空へ消えた___
バイクに迫られたコナンは再び路地を曲がった
すると、鉄橋の手前で工事のため道路が封鎖されていた
「こら!」
止めようとする作業員たちをすり抜け、コナンは鉄橋へ向かった
追ってきたバイクがマシンガンを発砲してきて、作業員たちがとっさに身をかがめる
コナンは停まっていたトラックの荷台に架けられた鉄板を登り、鉄橋に向かって大きくジャンプした
夜空に大きな弧を描いて鉄橋のアーチの上に着地したコナンは、そのままスケボーを疾走させた
橋に走り込んだバイクがマシンガンをコナンに向ける
マシンガンが火を吹き、疾走するコナンを執拗に追った
祷弾がアーチに当たって火花を散らす
コナン「____!!」
銃弾がスケボーをかすめ、バランスを崩したコナンの足が離れた
落下したコナンは橋げたに左足を打ちつけ、スケボーと共に川へ落ちていく___
ドボォ…ンと音がして、バイクの男が川面を見下ろすと、裏返ったスケボーが浮かび上がってきた
コナンの姿は見当たらない
男はマシンガンを背負うと、バイクのエンジンをふかして走っていった
服部「___工藤。工藤、起きろ工藤!」
近くで名前を呼ぶ服部の声がして、コナンは目を覚ました
昴は正体を知っている人間だけなので、チョーカー型変声期を切っていた
昴「やっと気がついたか」
コナン「ここは……?」
服部「阿笠のジイさんの車ん中や」
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あお - 服部と書いたり平次と書いたりバラバラなので、どちらかにしてください。それと、白馬探が出た時、男が立っていたとあるのに、平次が「なんや、自分ら」と男と女を見る、みたいな記述があります。自己紹介をしたのが白馬だけなので、女は存在しないのではないですか? (2023年4月6日 4時) (レス) @page25 id: e2c1a012e2 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 面白いです。続きどんどんしてください。頑張ってください。完結まであともう少しです (2017年12月11日 20時) (レス) id: f266346369 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 面白いです。続きどんどんしてください。頑張ってください (2017年12月11日 19時) (レス) id: f266346369 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 完結まであともう少しです。頑張ってください (2017年12月11日 18時) (レス) id: f266346369 (このIDを非表示/違反報告)
Sorimachi(プロフ) - あーさん» ありがとうございます!頑張ります! (2017年12月10日 23時) (レス) id: cd676a233e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Sorimachi | 作成日時:2017年10月3日 22時